第3話 関わらないでほしい……。

昨日のお休みは、あっと言う間に終わってしまった。

しばらく会っていない親友とも会ったが、なんとか無事に

出かけることが出来た。


そして、今日は勿論、仕事。

梅雨だから雨が降り続いている。

会社の駐車場に車をとめて、会社まで向かう。

駐車場から会社まで、少し距離がある。

まぁ、歩くのは短距離でも運動になるから良いだろう。


私が愛用している傘は、骨が1本折れている。

別に、1本折れたくらいで傘の機能が失われる訳も無く

普通に使える。

普通の人なら買い替えるのだろうか?


会社に到着したら、すぐに上司に出会った。

人間観察の目が凄いのか、細かい所まで観察している上司……。

私に至っては、白髪の事まで指摘されている。


勿論、傘の骨が折れている事にもすぐに気づいて、放っておいて

くれれば良いものを、ずかずかとこちらの領域に入ってきて傘の

骨が折れている事を指摘してきた。


傘の損傷、1本くらいの骨が折れたくらいでは傘の機能は失わない。

傘の機能が失われるまで、私は使う気でいる。

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