ネットで愚痴ってもいいんじゃないすか。
個人ブログのやり取りを見ていて疑問に思った事があります。
ネットには数多の個人ブログがありますが、その全てが明るく前向きな内容とは限りません。中には、ブログ主の大変な現状を書き綴る内容が重い個人ブログも結構存在します。そういったブログの中にはブログ全体の内容が常に雰囲気が重い、暗いものもあります。
そのようなブログの総称を、仮に「愚痴ブログ」と名付けますが、その愚痴ブログにわざわざコメントで説教したり「こういう風に愚痴ばかり書いているから状況が良くならないんじゃないか」等書きこむ人がいるようなのです。
筆者としては、愚痴ぐらい吐かせてあげなよと思います。皆さんも辛い時、友達や恋人、家族等に愚痴を吐く事もあるでしょう。そして、例え問題が解決しなくてもすっきりした経験をした人も多いはずです。リアルで愚痴を言える人がいればそれが一番だと思いますが、相手も大変な状況で愚痴を吐けるなんてできない、またそこまで腹を割って話せる相手がいないと言う人もいるでしょう。むしろ、内容によっては下手に自分を知っている人より、全く知らない人の方が話しやすいという事もあります。そういう時にネットは愚痴を吐きだすのにうってつけの場所だと思うのです。時に同じ境遇の方が同情コメントを寄せる事もあるようですが、その1コメントがあるだけですごく救われる事もあるでしょう。
文句を言う読み手の人達は、はっきり言って読まなきゃいいのにと思うのですが、苦情を言う側の意見として恐らく「読みたくなかったのに読んでしまった・公共で誰の目にも触れる場に文章を上げるならば文章内容に気を付けるべきだ・読むなと言うならオフライン(ネットに繋がっていない事)でブログを書けばいいじゃないか」と言う思いだと推測します。
確かに、ネット上では目に入れたくなくても突然不快な画像が入ってくる事はあります。ページをクリックしたらアダルトイラストのネット広告が貼り付けてあり「記事が読みたいだけだったのに!」と嫌な思いをした方も多いでしょう。
ただし、そう言った事前予告なしに突然出てくる不快「画像」と、内容を最初から最後まで読まないと意味が理解できない「文章」をいっしょくたにするのは乱暴な話ではないかと思うのです。
読み手を配慮されるブログ主の場合、わざわざ文章の最初の方に「当ブログは愚痴ブログのため不快に感じる方は読まないでください」と注意書きをしたり、ブログタイトルを「〇〇子の愚痴ブログ」等と愚痴と言うワードを入れ、これから読もうとする人にこのブログは愚痴が書いてあるのだ、と注意喚起させてくれるものも多いのです。最初からそこまで内容について配慮しているブログを読むからには、ネガティブな内容の記事が書いてあっても想定内だと読み手が腹をくくらなければならないと思うのですが、どうでしょうか。
また、そのブログのメインテーマが不妊、失業や生活保護などの生活苦、離婚、精神関連の病気を扱い更にそれについての愚痴ブログだと言うなら、それはネガティブな内容に偏っても仕方がないと思います。そこに「あなたがそんなにネガティブだから状況が良くならないんじゃないか」等と批判したり精神論を持ち出すのはあまりにブログ主に対し酷ではないでしょうか。そもそも愚痴ブログは単に愚痴を吐きだしたい、それでブログ主のストレスを軽減させたい、それだけが目的のブログであり、自己研鑽したいとかこれから人生を良くしていきたいとか、そう言った目的のためのブログではないと、読み手は分けて考えるべきだと思います。
素性を知られているリアルだからこそ愚痴を吐けない事はあります。ストレスを吐き出す場として愚痴ブログがあっても全く構わないと思います。
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