ネット上のフリーマーケットとして、個人（出品者）と個人（購入者）が不用品を売買するサイト「メルカリ」。ユーザー数が多い事で有名ですが、多いとそれだけトラブルも増えてきます。

筆者はメルカリを始めて間もなく、また購入数も少ない為、メルカリ会員同士でトラブル等質問ができる「メルカリボックス」を参考にチェックしています。そこで分かった事や自分の実体験から分かってきた事をお伝えします。

まず、出品者は基本的に一般人（業者もいるようですが）の為、商品管理は販売店とは違うという事を認識しましょう。また、商品に不備があっても、誠意ある出品者なら返品に応じてくれますがひどい人は無視して購入者が泣き寝入りする、と言う普通店で買うとあり得ないトラブルが発生する恐れもあります。しかもそういったトラブルもメルカリでは大変よく耳にします。

それを前提に、「メルカリボックス」で購入トラブルの多い品目、つまり「メルカリでは購入しない方が良い品目」が分かってきました。

まず、【革製品】です。

バッグ、靴と言った物はもちろんの事、腕時計の革ベルト、パンツに通す革製のベルトと言った小物類も要注意です。

革は例え購入してから全く使用していなくても経年劣化があります。つまり例え未使用新品でも年月が経てば経つほどもろくなる、という事です。

また、保管状況によって革製品の寿命も大幅に変わります。持ち主は素人ですからどう保管してくれているかは分かりません。風通しも滅多にしないクローゼットにしまいっぱなしなら、カビがはえている恐れもあります。ヘビースモーカーで日当たりのいい部屋にぽいっと置かれていたら煙草の臭いが染みつき日の光で革の痛みも激しいでしょう。

そもそも保管場所が部屋とは限りません。出品物がベルトで、その商品説明に「物置に入れっぱなしでした」と記載していた猛者がいました。写真を見るとベルト部分はシミ、バックルはサビが目立ちとひどい状態。しかし正直に物置に入れていたと記載しているだけ親切です。ずる賢い出品者なら「冷暗所に保管していた」なんてしれっと書く人もいるでしょう。

メルカリボックスでも「新品未使用の腕時計なのに手に巻いた途端ベルトの革がめくれてはずれた」「革ベルトを数日使用しただけで革がはがれた」「届いた靴を履いて少し歩いただけで靴底が取れた」という革製品のトラブル報告は枚挙にいとまがありません。革製品は総じて高めなので中古で安く手に入れたい気持ちは非常に分かります。筆者も写真で見た状態が良さそうであれば中古の革製品を一度購入しようと思っていた頃もありました。しかしあまりのトラブル報告の多さにどれだけ安くても購入は断念する事にしました。革製品はお店で新品を購入しましょう。