なぜ妻は「寒くない?」と聞くのか
想像ではありますが、多くの旦那さんが奥さんにイラつく事の一つに「物事をダイレクトに言わない/自分の要求をきちんと言わない」事があるのではないでしょうか。
たとえば冬、家族で食事中など一家団欒の時に暖房をつけていなかったとして、妻が聞いて来ます。「寒くない?」
「寒い!」という自己主張もなく、
「暖房つけていい?」という意見を述べるでもなく、ただ「寒くない?」と聞いてくる。
ここでデキる旦那さんなら「じゃあ暖房付けようか」と答えるし、
デキてちょっと意地の悪い旦那さんだとしたら「暖房付けてほしいのか?」と問いただすと思いますが、
まあ一般的な旦那さん達は「うん、寒くない」(だから暖房つけてないんでしょうし)と答えて奥さんはへそを曲げるのです。
この質問、要は
「私は寒いから暖房付けてほしいんだけど」
又は「暖房付けたいんだけど」
と言うアピールなんですね。
こういう事はよくあります。
「TVの音、大きくない?」から
「(買ってきた)すいか食べない?」から
「京都の紅葉、今見頃なんだって」
前半は「TVの音が私は大きいと思うので小さくしてほしい」
中盤は「私はすいかを食べたいと思っているけどあなたはどう?」
後半は「私は京都の紅葉見たいから一緒に行きましょうよ」
と本音は言ってるわけです。
じゃあ最初からそう言えよと旦那さんはイラつくと思いますが、私はこれ、女性でこういう話し方をする人は多いですが女性特有と言うより、世の奥さんに多い「奥さん病」だと思うんです。
女性は妻、特に母親になると子供ファースト、つまり子供第一で自分の事は後回しになっていきます。食べたい料理も、行きたい場所も、果てはTV番組でさえも子供が好きなものを優先しますし、その期間は子供が自立するまで長くかかるでしょう。「私はこれがいい!」が、「A子ちゃんは何がいいの?」に変わり、そうやって家族に要求を問い続けた結果、自分の意見をダイレクトに言わない癖がついたんじゃないかと思うのです。
夫婦二人暮らしで独身時代からそういう話し方をする女性であれば、その女性の癖であったり、周囲、世間を気にしすぎる性格があったりすると思いますが、結婚生活が長い場合は、旦那さんファーストで長年来た「奥さん病」が染みついているのかもしれません。
と言う訳で、世の旦那様方は、奥様の今までを振り返り、家族ファーストでやって来た「奥さん病」なら自分の要求は後回しにして家族第一で頑張って来てくれた結果ですから、イラつきは抑えて
「寒くない?」→「暖房つけようか?」と答えてあげて下さい。
何考えてるか分からん!と思ったら、奥さんに直接「暖房付けた方がいいのか?」と聞いてあげてもいいですね。これで家庭不和が一つ解消するのではないでしょうか。個人的には結構大きなことを推論できたと思うのですが、いかがでしょう。
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