初めての国内一人旅向け宿泊施設 その3

良い宿泊先を探す方法ですが、その前に旅館について記載するのを忘れていました。「初めての一人旅。リッチに旅館にしたいなあ」はい。旅館も素敵ですよ、是非利用してください。ただ、ビジネスホテルと比べると一人で初めて利用する場合は不都合な事もありますので、そこは気をつけて下さい。では注意する項目をあげていきましょう。


旅館に泊まる。

広い部屋で一人くつろぎ、食事も部屋まで運んでもらい上げ膳据え膳、場所によっては露天風呂まで完備の個室もあります。まさに大人の為の贅沢。ですがちょっと待ってください。初めての一人宿泊は、旅館は敷居が高い事も多いのです。


まず、旅館は歴史の長い老舗旅館であればあるほど二人連れ以上の客を想定して部屋が作られているので、一人宿泊対応している所がいまだに少ないのです。最近は増えてはきましたが、部屋が無駄に広いだけに宿泊料金は一人なのに高くつく所が多いです。また、旅館と言えば料理が楽しみの一つなのですが、一人客では準備が難しいのか、宿泊プランに料理がつかない事もよくあります。宿泊はOKですが食事なし、いわゆる素泊まりプランというものです。

また、いまだに室内喫煙OKの所が多いので、非喫煙者や嫌煙者にとって部屋探しが大変。あっても部屋数が少ないのですぐに予約が埋まってしまいます。中には予約時に非喫煙者である事を告げると、部屋に専用脱臭機をあらかじめかけて対応する(機械の性能がいいと煙草の臭いが良く取れます)所もありますが全部ではありません。こういった点が、禁煙シングルルームが充実しているビジネスホテルと比べると、気軽に利用しづらい点ではあります。

また、ビジネスホテルよりも家族連れでの利用が多く、特に小さい子供を連れたファミリー層が断然多いです。その為、食事会場での食事時に静かに落ち着いて食べられなかったり、就寝中も子供に騒がれてしまう恐れもあります。多少値段が張る旅館に泊まればそういうケースは少なくはなりますが。


ただ高級感は抜群です。少々高くても老舗人気旅館を予約したとしましょう。一人宿泊可能の旅館では、3~4人用の部屋を貸し出す事が多いので、入ると思わず、「え、一人でここ使っていいんですか」と不安になるくらい広々とした部屋をあてがってくれます。眺望の良い部屋を選んでいたら感動倍増。高いだけの事はあると思えます(同じ旅館でも安いプランの場合は狭い部屋であったり、眺望が望めない事もあります。その際は予約前の画面にきちんと注意書きがされていると思いますのでしっかり読んでおきましょう)。さらにプラスして天然温泉や料理を宣伝している所がいいですね。前述したデメリットに気をつけておけば、大人一人旅、大満喫する事間違いなしです。


 

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