改革とか革命って難しいんですか?

記)今日のテーマは、「革命」「改革」というものです。働き方改革!とか言いますし、革命家、というのはなんだか心がそそられるというか、そういう響きのあるフレーズだと感じます。エッフさんは中学時代に「子供戦争」ということで生徒会の中で「革命」を謀ったエピソードが有名ですが、実際の所難しいもんだと思いますか?


エ)難しいですよ。ただ、こればっかりはどこで、何を変えたいのかにもよりますね。そもそも改革は「あるものの一部を変える」もので、革命は「今あるものをひっくり返す」みたいな感じだと思うのでテイストも違います。私がやろうとしてたのはどっちかいうと改革です。


記)前回は性差別の話が出ました。あれも改革だと思います。


エ)革命っていうとアフリカとか、政府の力がそこまで強くなかったり不安定だったりするところで起こるイメージがありますかね。一時期チュニジアとかリビアとかで革命があった時期があったと思いますけど。ああいうことは強い国では起こせないと思います。改革しようとすると基本的にはその国の「法律」にのっとって行われることになるので、日本での改革を語れる人間が外国に行って同じ理論を使えるとは限らない、というのが現状なんじゃないですかね。


記)我々は日本にいますが、日本において何らかの形で改革を進めようと思ったらどうすればいいと思いますか。


エ)うまく大衆の心理をつかめるリーダーが出ればいいですけどね。例えば、昔の「女性の権利」云々でいうと、平塚らいてうや市川房枝といった人がパッと出てくるかなと思うんですが、今、性差別に限らず何らかの改革をしようとしている事柄の代名詞になるような人間がいる問題は、ややもすれば変わっていくことがあり得るかもしれません。


記)なるほど、「その意見代表」みたいな人間が必要だと。


エ)自分はそう思います。社会の変わり目ってそういう人がいたと思います。もっといえば、死者の出る時代も多かった。これは私の意見ですが、「社会変えたいなら先に自分の首をかける」というのは割と必要事項になりそうな気がします。先人たちは時には命を懸けてでも社会を変えようとしていたと思いますね。それくらいの気迫は欲しい。


記)ということは、そういう気配はちょっと感じられない日本のデモとか運動は、あまり・・・ということになりそうですね。


エ)ですね。本気で抵抗するというのは、今やってる香港みたいな状態のことを言うと思いますよ。あれくらい、香港側は中国の介入を嫌がって行動して、それで怪我人もたくさん出てます。そこまでやるパワーは、日本にはないんではないですかね。私もないし。考えたこともないですわ。


記)でもエッフさん、以前「社会を壊せば解決する」みたいなことを言われてましたが・・・。


エ)ピヨ?


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