総員銃を掲げよ!!
素敵な幹部様
第1章 行方不明の者と口閉ざす者
俺、斎藤貴浩はチャレンジャーだ。
と、言いたいとこだが違う。普通のエリートサラリーマンだ。
いつも、出勤電車への道のりを重々しい足取りで歩み、隣で痴漢だと騒いでいる糞女を横目に本日のノルマをどうこなすか考えるただのサラリーマンだ。
因みに、サラリーマンという平凡な俺でも男だ男なら一度見ただろう美人な女と共に旅して魔王を倒す。
それが、チャレンジャーだ。
だが、問題が…ある!
一つだがとっても大きい問題だ!チャレンジャーになるには、《読者》が必要!
そうこれ!コレだよこれ!真面目に凹むが、俺らには人生という物語が生まれた時に与えられているのだが、何と《読者》の数で仕事が変わるのである!
巫山戯んなよ!誰が、エリートと言えどもザ平凡なサラリーマンの物語見るんだよ!?
なんだ?俺が中年になって、体臭気にして1人自分の服を嗅いで…
「あれ…俺って臭いかなぁ…」
って悲しそうに呟くの見てお前は嬉しいか?!
知ってるんだぞ?お前が、この可哀想な中年になる俺の《読者》って事ぐらい…もうちょっと、見てくれよ!?
《読者》だって、美女とイチャイチャしてるとこ見てニマニマしてぇだろ?
俺もだよ!っと、心で叫びノルマそっちのけでひたすらギャグ狙いの心境を話しまくって閲覧数アップを目指してみるが…兆しはないようだった…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます