あとがき
「『ゴブリンと復讐の少女』最後まで見届けてくれた方、本当にありがとうございます!」
「作者は文章や物語を書くのが初めてで、それはもう読みづらさや文として成り立っていない部分等が沢山あったのにここまで着いてきてくれた読者の皆さまには感謝しかないわ。本当にありがとう」
「作者さんはこの作品を通してとても大事なことを学んだって言ってたんだよね?」
「ええ、それは読者の存在ね。読み手あってこその作品で、上手く書けず、心が折れそうな時でも更新の度に読みに来てくれる読者さんの事を考えるとその時自分の出来る限り、最高の文章を書きたい! と思えたそうよ」
「物書き初めてでもこれだけは! という部分があったとか」
「そうね。読んで下さった、下さってる方に読んで後悔した、無駄な時間だった……と思わせないこと、必ず完結まで書いて、また、投稿するお話は必ず読んでもらいたい!と思うまで書き直し、自分なりに自信を持って投稿すること、らしいわ」
「でもやっぱり後悔もあるとか!」
「ずばり、序盤ね。『第十一話 青き瞳、本気の力』で青い瞳の力が登場するまではただ強い感しか出てなかったのはあるわ。それと『第十四話 二度目の魔法』で過去に何かあった感じや謎や秘密が登場してきてるわね」
「ちょっと遅い……かな? もう少し早い段階で何か先が気になる展開を出せれば良かったね!」
「『第二十六話 希望』からは冒頭に重要な過去話が出てきてるわ。この会話、誰と誰が喋ってるのかが分かって来ると物語の最後を予想することも出来ちゃうから入れるタイミングが難しかったそうよ」
「序盤で分かっちゃうと微妙だもんね、難しい……」
「最終話、お互いがお互いのことを思いながらも、ミルマは目の前のゴブリンが誰かは知らず、過去の出来事から、復讐から解放される為に殺すのよね」
「クローゼは過去の出来事と過去に言われた『殺してやる』という言葉が重く突き刺さっていて、良い方向に考えてしまうことを全て自分の弱さ、自分の願望と思い、未来に自分が居ると分かっても尚「復讐」の達成を第一にしてそれが一番の幸せだと言い聞かせて選んだ結末……だね」
「実は最終話のサブタイトル『最期の一匹』は最初に決まっていたの。最終的に結局何がしたかったの? とならないよう結末から決めたそうよ」
「『これは少女達の「復讐」のお話、最後の「一匹」を殺すその日までのお話――』これも最初に決めてたみたいで、あえてその後どうなったのかは書かないようしてるみたいだね」
「ちなみに『最後』『最期』と紛らわしいけどこれは誤字じゃないわ。『最後』はそのまま最も後という意味で、『最期』は死を現すということで最終話ではこっちが使われてるそうね」
「そしてそして、タイトル! 『ゴブリンと復讐の少女』だけど」
「ゴブリン=クローゼ 復讐の少女=ミルマ を現していて最後まで読むと……」
「クローゼとミルマ」
「という分かり易いタイトルになるわ」
「あとはその二人の復讐の旅って意味らしいよね」
「作者が最初に出来る事を考えた際、タイトルやキャッチコピーに意味を持たせたい、そしてそれを回収する、と物語が途中でぶれないよう決めたようね」
「未回収の謎がいくつかありませんか?」
「そうね、あるわ……。全てではないけれど、いくつかは回収されるわよ」
「物語は終わっちゃったのに?」
「二十七話の最後に選択肢みたいなのがあったのを覚えてるかしら?」
「確か『一人で戦う』『二人で戦う』だったよね」
「そうそれね、『もしも』あの時『二人で戦う』を選んでいたら?」
「違った結末になったかもしれない?」
「ええ、その『もしも』のルートを投稿予定らしいのよ」
「こちらも最初から考えていたものらしく、決して急に考えたわけではないので、投稿した際には是非読んで下さいね!」
「少し長くなってしまったけど、最後にもう一言言わせて欲しいことがあるらしいのよ」
「どんなに閲覧数や評価が高い作品にも、負けない部分がある、それはここまで読んで下さった読者の皆さま! 自分の自慢です。だって!!」
「応援やコメントは本当に嬉しかったみたい、本当にありがとう」
「余談だけど作者さんは超ネガティブ思考みたいだよ! それでもこの作品を投稿して本当に良かったと思ってるみたい、だからありがとう!」
「「それでは、またどこかで!!」」
「ちょ、ちょっとお待ちなさい! わたくしの出番は? それよりまだ『もしも』のお話があるんですから、お別れには早いですわよ! 絶対に見に来て下さいませ!」
「ふふ、まだもう二話程、お付き合い下さいね。ちなみに、誰が喋っているか分かりましたか? 分かって頂けたならとても嬉しいです」
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