十二番番目の志士(第三部)

村上俊介

十二番番目の志士(第三部)1 総理からサウジの石油掘削している日本人監督とアメリカの監督に米軍のパイロツトがイスラム過激派に拘束された、至急総理官邸にくるように連絡があったのです、電


十二番番目の志士(第三部)1


総理からサウジの石油掘削している日本人監督とアメリカの監督に米軍のパイロツトがイスラム過激派に拘束された、至急総理官邸にくるように連絡があったのです、電話を切る、

と五代から電話がかかって来て同じ事を言うので、今聞いたこれから総理官邸に行く後で連絡すると電話を切ったのです、総理官邸に行くと、幹事長、外務大臣、石油協会の吉田、

が待つており、


席に座ると外務大臣が現地の大使館によると米軍のへりで掘削現場に行く途中にイスラム過激派の銃撃でヘリが不時着して3人が拘束されて、イスラム過激派より100万ドルの身代、

金が要求された、20日以内に渡さなければ人質を処刑すると言っていると話したのです、米国は交渉には乗らないと言っており、今犯人のアジトを調べているそうだと幹事長が、

言ったのです、


この要求に乗れば次々と人質をとり身代金を要求するおそれがあり、日本政府としても乗るわけにはいかないと総理が話したのです、わかりました私が現地に飛び状況を調べまし、

ようと言うと、現通産大臣が現地でなにかあれば大変だと幹事長が言うので、身分はマスコミには伏せておいてください、米軍と協力して救出しましよう、米軍も通産大臣が現地、

入りすれば、


積極的な救出作戦を取らざければならなくなりますと言うと、総理がわかったくれぐれもムチャはいけないよと言ったのです、最悪は人質全員が殺害される覚悟も必要ですと高杉、

が言うと、総理がわかったその時は私も責任をとろうと言ったのです、官邸を出て五代商事に行き社長室に行って応接に座り2人が拉致されて現地の掘削作業はと聞くと特に支障、

はないが、


このままにしておけば3人はまちがいなく処刑されるだろうと言うので、何と言うグループなんだと聞くと、ビンラジンを頭とする組織で、ビンラジンはサウジの豪族でアメリカの、

CIAと深い繋がりがあり、今の国王も彼の力で国を統一出来たそうなのだが、力を持ったビンラジンを国王はCIAと手を結び中央から追い出したのだそうだ、それから反政府組織を、

作り北部で政府に反抗している、


石油で儲けた莫大な資金があり、共産圏から多くの武器を調達していると言う事だよと言ったのです、明日現地に飛ぶぞと言うと僕も島田も同行するというので、100万ドルのスイ、

ス銀行の小切手も用意してくれ、外交特権があるから持ち出しは問題ないというと、交渉は禁止されていると五代が言うので、表面上はだろう、その資金がテロの武器購入に使われ、

なければいいのだ、


又ビンラジンは莫大な資産を持っていると聞く、100万ドルが欲しくて拘束したのではない、現政府と日本を結びつけたくないのさ、このまま日本に石油開発をさせれば経済大国の、

資本がサウジに流れ込みインフラが進み国民が豊かになると磐石な政府になり手が出せなくなるのを防ぐ為と思う、ビンラジンと腹を割って話す必要がある、奴の弟のハビラジンは、

日本の大学に留学の経験があるそうだ、


多分この弟の考えだろうと話したのです、それでは明日成田で会おうと会社を出て通産省に行き副大臣に留守を頼んで事務所に戻ったのです、村田に訳を話して用意をするように、

言ったのです、事務所を出てアメリカ大使館に行き大使に面会すると、大使が席を勧めるので、サウジの司令官は誰かと聞くとジヨージ少将と言うので、GHQ仁いたジョージ中尉、

かと聞くと、


そうだと言うので、それなら都合がいいと言うと大使が衛星電話を使ってジョージに電話をして、渡すので出ると、ジヨージが高杉に久しぶりだな、今は偉くなっているそうでは、

ないかと言うので、君こそ少将と聞いたぞと言うと、多分中将で退官だろうというので、今回の救出作戦に成功すれば直ぐに中将だよ、退官時は大将だというとそれだと嬉しいが、

と笑うので、


今回現地に行く事になった協力を宜しくと言うと、米軍のパイロットも人質になっている何とか救出したい、奴らのアジトは突き止めた北部の山岳地帯の洞窟だ、今救出作戦を、

検討していると言うので、明日そちらに行くと電話を切ったのです、翌日には3人で成田からサウジに飛んだのです、現地に着くと五代と島田はヘリに乗り換え掘削現場に向かい、


高杉が大使から事情を聞くと要求の金はスイス銀行の100万ドルの小切手で北部のカギーと言う村に大使館員が持ってこいと言う要求ですというので、わかったこれから米軍に行く、

と言うと大使館の車を使ってくださいというので、車に乗り込み米軍基地へ向かったのです、司令官のジヨージに面会すると久しぶりと言うので握手をしてイスに座ったのです、


彼らはの洞窟を偵察衛星で監視しているが、3人がいる事は間違いないと写真をみせて、拉致された日の写真に覆面をした3人が洞窟に連れ込まれるのが映っていると言ったのです、

回りにはレーダ設備はないので、死角になるこの谷に救出隊をヘリで運びこの山を越えて洞窟に突入するが、中の人数を赤外線探知器で調べると30人の兵士がおり一機のヘリでは、

10人しか送り込めないので、


敵を分散させる為に正面から攻撃を仕掛けて敵兵をおびき出しその隙に侵入すると言うので、それでは人質が殺される可能性があると言うと、それは人質を殺さない事に賭けるし、

かないと言うので、それでは僕がわざと拉致されて交渉して、時間を稼ぐので明日の夕方5時までに連絡なければ救出を実行してくれ、人質は3人も4人も変らないだろうと言うと、


まつたく、君はムチャな事をすると言うので、親父譲りだよと笑うと、そうだな君のお父さんのジエネル高杉はテニアンでB29を強奪なんてムチャをやったからなあと笑ったのです、

しかし一人で現地にどうやって行くのだと聞くのでセスナを一機貸してくれと言うと、地対空ミサイルを撃たれれば一発で撃墜されるぞと言うので、ミサイルは熱追尾方式だから、

太陽に向かって飛べばそのまま太陽に向かうので、


撃墜はされないよ、民間機が迷って空域にまぎれこんだと思うので敵がミサイル攻撃したら、ビックリしたとして不時着をこの辺にすれば、直ぐに兵隊がかけつけるよ、うまく、

行けばそのセスナで脱出できるかもしれない、攻撃すれば必ず人質は殺害されるからどっちみち同じだろう、僕に賭けてみてくれ、無傷で救出出来れば中将昇進間違いなしだと、

言うと、


武器はと聞くのでいらないよ、いざと言う時は敵のものをかっぱらう、銃撃音を録音したエンドレステープと小型レコーダが2つあればいいと言うと、すぐ用意させよう観光用、

セスナを燃料満タンにして待機させるよと言い、もうすぐ昼だランチを食べよう、ここのランチは意外と美味いぞとジョージが笑ったのです、


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