第7話

蛍光灯が空から降りてきた。京符は階段を登ると蛍光灯を拾いだした。宇宙がぼんやりしてきた。矢が夜空に広がる。既都が発射したのだろう。

星々は涙を流し出した。きっと生きている事の感謝。

伊里は臍を出して寝ている。京符は蛍光灯を設置して電気をつける。「ヤッホーい」と既都は楽しげ。矢が宇宙に飛び交うと元気になったのだろう。

京符は伊里の臍を押して起こした。「揺かごは?」と伊里は夢の続きを話した。「弥生時代に揺かごはあるの?」と京符は不思議がる。「本当京符は鈍感だね」と今日買った口紅を伊里は見せる。「小さい虹」と伊里は言う。京符の部屋に小さい虹が沢山はしる。伊里は京符の臍辺りに花マルを描いて、また寝た。蛍光灯も花マルだった。

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