第279話 傷害だからね

「嘘だね! キスしただろ!!」

 私は問い詰めた。

「い、いや、キスなんかしてないって……!!」

 首を横に何度も振った。

「ゥ~…ン」

 否定すればするほど怪しい。


 さらに、追求しようとしたが、スマホの着信メロディが鳴った。

「え…!!」

「あ! ほら、スマホ!!

 イチゴのが鳴ってンじゃン…!!」

 アゴで差した。


「ッたく、無理やりキスしたら傷害だからねェ~!!」

 睨み付けるとショーリは肩をすくめ苦笑いした。







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