第168話

 私はパジャマ代わりのTシャツとスウェットに着替えリビングへ行くと、すぐに、スマホの着信メロディが流れて来た。

 ショーリは焼きソバを口に運ぼうとした手が止まった。


「あ、あぁ、私のだ!!」

 すぐスマホを手に取って画面を確認すると、

 《サンタ》とあった。

「ふ~ン!」

 無造作に通話を押した。

『もしもし~、イチゴ~!』

 サンタの声が響いた。


「もしもし……?」

 目の前でショーリがニコニコして焼きソバを頬張っていた。




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