97.異邦人、ダンジョンに潜る 感想
こちらもKindleUnlimitedで見つけました。
2018年ドラゴンブック新世代ファンタジーコンテストで大賞をとった作品です。
……そういえばありましたね、そんなコンテスト。
◆タイトル『異邦人、ダンジョンに潜る』
◆作者 麻美ヒナギ
◆イラスト クレタ
◆レーベル ドラゴンノベルス
◆発売日 2019/02/05
◆感想
1946年、異世界の存在が確認された。しかし今では、過去の行いやかかる莫大なコスト、宇宙開発などの理由により人々の関心は異世界からそれた。
そんなある日、ゲーム好きの主人公、宗谷は莫大な報奨金と引き換えに異世界に送り込まれることとなる。
そこでダンジョンに潜り、宇宙船の材料となる素材を取ってきて欲しいのだというが――というお話。
人工知能が活躍したり、異世界に行く理由が宇宙開発に使う素材を得るためということだったりと、微妙にSFチックで現実世界が異世界とリンクしているところが面白いです。
チートやスキル、ステータスなどがなく、異世界の神話やダンジョン、冒険者組合や商会、などの組織の設定が凝っているところも見どころの一つ。
異世界に行ったのはいいものの、中々ダンジョンに潜れなかったりというのも妙にリアリティを感じて、自分でも知らない世界を探検しているような気分になります。
人工知能のマキナや猫の姿をした神様のミスラニカ、魚人のゲト、エルフのエアとラナといったキャラも面白いですし、事ある事に出てくる食事シーンも、飯テロ的でそそられます。
一風変わった異世界ものを読みたい方におすすめ!
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