91.夏へのトンネル、さよならの出口 感想
第十三回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞と審査員特別賞を受賞した作品。
表紙の爽やかな夏空が美しいです。
ネットでの評価が良いので読んでみみした。
◆タイトル『夏へのトンネル、さよならの出口』
◆作者 八目迷
◆イラスト くっか
◆レーベル ガガガ文庫
◆発売日 2019/07/23
◆感想
入れば欲しいものがなんでも手に入る代わりに年をとってしまう「ウラシマトンネル」。
そんな都市伝説を耳にした搭野カヲルは五年前に死んだ妹を取り返そうとトンネルの検証を始めるが、そこを転校生の花城あんずに見つかってしまう。
二人は互いの欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶのだが――というお話。
「時を超えるトンネル」という今までにあまり見たことの無い設定が面白いですね。
田舎の高校が舞台となるお話なのですが、私の住んでいたところも最寄り駅が無人駅でよく動物とぶつかったりしていたので、勝手に親近感を抱きながら読んでいました。
自然溢れる夏のノスタルジックな光景、そこで起こる不思議な出来事。
少し変わった性格で、何やら秘密のありそうな転校生の花城さん。
果たして搭野は欲しいものを手に入れられるのか?
最初からラストまで目が離せず夢中でページをめくりました。ラストの展開も納得で、グッときました。
時空を超えるトンネルに挑む少年少女の夏を描いた作品。少し不思議で夏に読むのにピッタリな小説です。
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