わたしのこと。


セクシャルマイノリティという言葉をご存知だろうか?


性的少数者という意味らしい。


最近だとテレビやネットで目にする機会も多くなったように思うけど、まだまだ知らない人も多いだろう。


説明すると長くなるので今回は割愛。機会があれば書こうと思うけれども性的少数者なんて言葉を見ればまぁ、なんとなく意味も分かるんじゃないかな。


レズビアン、ゲイ、バイ、トランスジェンダーを表すのによく使われる言葉だ。


実はその中で、私はバイに当てはまる。バイとはバイセクシャルの略で、両性愛者。つまり好きになるのに性別は私には関係ない。


初めて付き合った子は女の子だし、初めてセックスした相手も女の子だった。


そんな私が、彼氏の隠された秘密で涙するとは思わなかったよね。偏見とか軽蔑とかそんなことで泣いたわけじゃない。彼は知ってるのだ。私がだということを。


友達にビアンもバイもゲイも居るのを知っている。それなのに隠されていた事が、ただただ悲しかった。


見つけたDVDもそうだけれど、画像も日付け的に私と出会う前に保存した物が何枚もあった。そう、これは今に始まったことじゃない。偶々、付き合って5年目にして私が知ってしまっただけのこと。


なんで言ってくれなかったのか、そう思っても今更の話。ここまで言わなかったんだからこれからも言うつもりはないのに決まってる。


でも、どういうことなんだろ?


前回、泣きながら色々考えたけども答えなんてみつかるわけない。だって彼は私ではないんだから。


私は基本的にオープンだ。どちらかと言えば、深く付き合う前にカミングアウトする。誰でも付き合った相手のことは友人知人に相談すると思うが、私は相談してる相手に彼女を彼氏として嘘をついて相談するのが嫌だし、深く付き合ってからカミングアウトしたことで無くなった縁も少なくはないから出来るだけ先に伝えるようにしている。


悪く言えば、オープンに相手に伝えることで付き合う人間を選別するのだ。


勿論、誰彼構わず言うわけじゃないし、今の職場では彼しか知らない。深く付き合いたい、仲良くなりたいと思う人間に対してだけそのことを話すことにしているだけ。


逆に一切カミングアウトしない人だって勿論居る、というか大多数がそうかもしれない。理解してくれる恋人や仲間だけで充分。そう考える人のが多いはず。最近は理解が広まってるとは言え、偏見を持つひと、面白可笑しく言うひと、そんな人がまだまだ沢山いるのも事実なのだから。


そこまで色々頭に浮かべて、彼のことに考えを戻す。まず、ただの趣味だとは考えにくい。有り得ない話ではないと思うけど、あれだけの動画数に画像の枚数。それに閲覧履歴には動画以外の物もあった。詳しいことはまた別に書くつもりだからここではやめとく。興味もこの感じだと違うだろうし、これはゲイもしくはバイという線が濃厚なんじゃないか?


おっふ。


つか、ゲイビ買うなんてハードルめちゃくちゃ高くない?


腐女子の私でもなかなかに難しいよ??




この事について、今は彼に聞くつもりはない。男と浮気してるなら話は違ってくるが、まだ動画や画像を漁ってるだけに過ぎないし、同じセクシャルマイノリティに括られては居るが、みんな考え方は違うし、経験も違うのを知っている。


彼が何を思ってゲイビを見てるのかは知らないが、取り敢えず見守ることにしよう。うん、そうしよう。






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