第12話 「Viento! 私と風雅センパイ」 陽野ひまわり様
前回から1週間以上経っていました。
長編小説のプロットがなかなか進まず、気がついたら「イケメン鑑賞会」の期間が終わろうとしている……
今回ご紹介するのは、この作品です。
「Viento! 私と風雅センパイ」 陽野ひまわり様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885733607
◇ ◆ ◇
風雅センパイ、マスクの下のご尊顔を拝ませてくださいつ!
高校入学とほぼ同時に鼻炎デビューしてしまった
ラスいちのティッシュを使い切る前に、校門の外へ出ようとしたとき、絶体絶命の彼女を救ったのは保湿ティッシュを箱ごと抱えたマスク姿の先輩だった────
鼻炎で胸キュンできるのか!?
花粉の時期がすぎてホッとしたあなたも、イネ科花粉で辛いあなたも、鼻炎の辛さに共感しながらどうぞお楽しみください♪
(作品紹介より抜粋)
◇ ◆ ◇
花粉症は他人事ではありません。
私も風雅先輩みたいに万年花粉症です。
幸い、職場にはボックスティッシュもマスクもたくさんあるので業務中は困りません。
でも、学生のときはつらかったのです。
本作のヒロイン・
そんな彼女にティッシュを差し出してくれたのが、本作のイケメン・山崎風雅先輩。
>春の穏やかな日差しを受けた黒髪は熟れたオリーブのように仄かな緑味を帯びている。
長めの前髪から覗く瞳はこれまた深く煌めくグリーン系。
私を見下ろす角度で被さる睫毛の長さと切れ長の目の形がアンニュイな雰囲気を醸し出すけれど、風を纏って揺れるオリーブの黒髪の無造作な遊びが近寄り難さを和らげていて、魔力のある彼の瞳に心を吸い込まれたかのように呆然と見つめ続けた。
>背が高い割に顔が小さいのか、白いマスクは顔の半分以上の面積を覆っていた。
その顔貌は明らかでなくても、鋭角に盛り上がったワイヤーの形からは細く高い鼻梁であることが推し量られ、マスクの下方で僅かにのぞく顎はシャープな輪郭を窺わせる。
マスクの上からでもわかる美貌の青年です。
彼もまた、鼻炎に悩む人でした。
しかも、吹奏楽部でホルンを担当。
酸素足りてる?
spo2が90%以上測定できてる?
看護師さんに頼んで鼻腔から喀痰吸引してもらう?
と、介護職の私は、イケメンに下品な心配をしてしまいます。
個人的に、完璧なイケメンは好きじゃないのです。
不器用な人の方が印象に残るというか、キャラクターとして可愛く感じます。
風雅先輩の鼻炎は、全然欠点などではなく、親しみです。
ラブコメの名手、ひまわりちゃんは、今回も魅せてくれました。
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