第86話 ブラック商社 阿久乃

「どうでも良いから、爺ィ~! とっとと、メロンパンとジャンプ買って来いよ!!」

 ヒカルが命じた。


《いやいや、出来るか。そんな事!! 我輩を誰だと思ってるンだ! 悪の総裁だぞ!!》


「え…!?」

 美剣が眉をひそめた。


 星は慌てて両手で遮り、

「いえいえ、阿久乃商会です!

 ブラック商社 阿久乃の社長ですから! ねェ~!!」

 懸命に誤魔化した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る