自首した男①
第四話 官僚の食事会と被害者の接点
食事中、二十四年前の不祥事が公にされたら破滅してしまうのではないかと井伊尚政法務大臣は心配する。だが、榊原刑事局長はポジティブに物事を考えていた。
その考え方に法務大臣は呆れたが、刑事局長はハッキリと答えた。
「ない。何事もね、前向きに考えると月は回ってくるものだよ。けれどもいざとなったら握り潰せばいいだけですよ。浅野静子先生がやったようにね」
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