④❻脂肪

ラードタンク


・外見


300cm 1400㎏(変動)

白い巨大な球体。テッカテカの贅肉の塊から腕が生えたような姿、丸くくぼんでる中に頭部はあり、特徴的な前髪もべっとりながら見られる。

見た目通り全身のほとんどが脂肪でできていて、常に油汗をかいていてよく滑る。

自重と重力にも逆らえないほど筋肉は劣っており、唯一動く両腕により、地面を掴んで滑って移動する。また指先は痛々しく骨が露出しており、これが爪の代わりになっている。

体内には一応、人の骨格がある。

知能があるかは疑わしいが、とにかく高カロリーの物を求めて徘徊し、口に入るなら生ごみから死体まで何でも口に入れる。


・能力


食べ物以外への感覚器感は鈍い。

スリップオイル、全身からにじみ出ている脂は空気と熱と反応して油になり、それが地面との摩擦を軽減している。これを利用し、地面を掴むことでスキーの要領で移動してる。なので下り坂になるとめっぽう早いが、高いところには登れないし自力では止まれない。

ハングリー、ほぼ筋力が贅肉に負けた体ながら腕と顎を中心に食べるのに必要な筋肉だけは発達しており、人の頭を引きちぎってかじりとることが楽々できる。

ストレス着火、空腹や度重なるダメージによりストレスが限界までくると体温が急上昇し、油に着火、火だるまとなる。皮肉にも、この状態になると火事場のクソ力か、人並みに立ち上がり、行動できるようになる。そして原因となったストレスへの最後の特攻をかける。また、上記の能力と合わさると移動してきた道全てが火の海に、なんてことも珍しくない。

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