③❷ホルモン
マキシマムホルモン
・外見
1789cm 推定12000㎏
でっぷりと太っていて辛うじて人の姿を保っている上半身に、最早溢れて漏れ出た内臓を引きずる下半身、合わせると這いずる小山のように見える。
頭部は人のサイズのままで、特徴的な前髪はあるものの、その表情からは知性は感じられず、大きく開きっぱなしの口からは涎を垂らしながら常に何かしらの有機物を詰め込んでいる。その租借力はすさまじく、大人の頭蓋骨をスナック感覚でかみ砕ける。
腕は太く長く、だが手や指先は比べて小さい。それでも大人一人を片手で持ち上げ、口に運べる。
下半身はもはやナメクジのように這うことしかできず、じくじくと悪臭ただよう液を垂れ流しながらゆっくりと移動する。
知能はない。ただ食べ物を求めて動き回る怪獣。それでも食えるかどうかぐらいは学習しているらしく、車などは舐めないで投げ捨てるようにはなった。
・能力
無限成長、あえて脳の中の成長を司るホルモンを操作することでもっとも細胞分裂の激しい赤ん坊の状態を維持しようとした結果、こうなった。なので量としての成長はあっても質としての成長はない。
無限再生、高い再生能力を有しているが、それは上記の細胞分裂による力技であり、真の意味での不老不死とは全く別のもの。それでも死体から草木、果ては自分の千切れた一部まで、喰らい続けることでサイズは無限に増えていく。
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