薔薇香る憂鬱への応援コメント
読んでいて心温まる素敵な作品でした。亡き夫の遺した薔薇の庭を、なんだかんだと丹精こめて育てる奥様が、いとおしく思えました。
高宮くんとの出会いも良かった。薔薇の紅茶、飲んだことがないので飲んでみたくなりました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
素敵な作品と言っていただけて、本当に嬉しいです。
今まで「私」は自分に色々と言い聞かせながら、薔薇の庭を管理していたのだと思います。
思わぬ出会いから、視界が広くなる様子を示したかったので、それも伝えることが出来てよかったです。
薔薇の紅茶は、専門店などで売っているのかもしれませんので、ぜひお試しください! おすすめします!
薔薇香る憂鬱への応援コメント
庭の造りの描写が丁寧で、丹精込められた景色が思い浮かぶようです。
夫婦間にあるさみしさ、薔薇への嫉妬など、(手入れを続けながらも)悩む心中から始まった物語が、だんだんと開かれていく過程に魅力を感じました。
薔薇たちの世話を受け継ぐだけだったところから、それを味わうという自分の楽しみを見つけ出す、女性の強さ、しなやかさが好きです。
特に最後の二文は、読んでいるほうも笑みがこぼれました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
庭は夫の作品であるかのようにと、大分力を入れて書きました。
そして、ここまで完璧だったら、手入れする方も大変だろうなと思えるように。
塞がっている気持ちの主人公が、突拍子のないことを言いだす高宮くんとの交流から、薔薇の紅茶を飲んだことと、夫との思い出がきっかけで、心と考え方が柔軟になっていく様子を辿れるように気を付けました。正直、ここまで語るのは野暮ですが。
最後の二分は、書く前から決めていたので、そこがぴったりはまって、嬉しいです。
薔薇香る憂鬱への応援コメント
すごく良かったです!
庭の風景が素敵ですし、花びらの合間からの匂いとか、東屋でお茶(しかも乾燥させた薔薇入りの!)など、薔薇と緑の香りが立ち上るようです。今の季節にぴったりだと思いました。
修吾さん、高宮くんそれぞれとの関係も、自然な関係ですごくいいですよね。大人の物語だと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
風景描写には力を入れていたので、そこを気に入ってもらって嬉しいです。特に前半は、主人公の気持ちとは正反対に、庭は元気いっぱいな様子を描き出したかったので。
書いてる本人は、「大人の物語」と言われて、少しドキドキしていますw
あのような、肩肘張らない関係性も、大人ならではなのかもしれませんね。
薔薇香る憂鬱への応援コメント
旦那さんが薔薇を植えたきっかけを思い出した場面で、物語が大きく反転したような衝撃がありました。
薔薇に対する何となくモヤモヤした気持ちが一気に晴れて、憂鬱が解消しました。
この展開の意外性が面白く、また歳を重ねた女性の余裕というか、今後の人生の楽しみや豊かさを予感させる結末は、まさに笑みが零れてしまう感じで、ほっとします。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
実は主人公が憂鬱から抜け出せるプロセスが、あまりに唐突過ぎないかと少し心配していたのですが、それが上手く伝わっていて、良かったです。
一言で物語が反転するという展開には強い憧れを持っていたので、そう言われてとても嬉しいです。
彼女の未来も見通せる最後になって、とても良かったです!
薔薇香る憂鬱への応援コメント
拝読いたしました。
小説は文章であるぶん、どうしても視覚からの描写に注力しがちです。が、冒頭からの薔薇の嗅覚に基づく描写に、はっとしました。視覚もですが、紅茶を頂く観点からも、嗅覚をフル活用した小説に思えます。なかなかそういった小説にお目にかかることはありませんでしたので、新鮮でした。薫りが漂うかのようです。
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
タイトルに「香る」とついているので、嗅覚に関する描写は力を入れて書きました。薔薇の香りを感じていただき、感無量です。
個人的に、小説は五感で訴えることもできる表現方法だと思っています。
視覚以外の表現もこだわるようにしているので、そこに注目していただいて嬉しいです。