第27話

…………………………非常事態です


「モー」


………でかい、こいつ…

この間お嬢様が頭痛だったときにバファリンではなくバッファローを阿北の孝太が間違えて買ってきてしまったのです。


「モー」

「分かった、飯はちゃんとやるから」


あの、バッファローは牛なので、でかいし迫力があるし、何より…

なつかれました、今も頭でどんどんとされてます。


「隼人さん、なつかれてますね!」

「五月蠅いヘンテコりんの孝太、何故わたくしが…」

「こいつ、喜んでますよ!なんか…師匠みたいな人だーって」

「師匠!?」


わからない方もいると思うので説明しましょう、この後輩執事の孝太は動物の言葉がわかるのです!


「うんうん、師匠みたいに厳しそう…ってなんで今蹴ったんですか隼人さん!?」

「厳しくない!」

「わぁ、隼人さん楽しそう!蓮李も遊びたい!!!!」


蓮李様…遊ぶって言ったって…


蹴ってるだけです!!!!ババーン


「わぁ、いい眺めよ隼人さん!」

「…蓮李様…それは…」

「乗ってるの!なんて名前にしようね?」


間違いない…蓮李様は…






!!!!大物だ!!!!

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