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    辛口希望だと気づいたので一度コメント消しました。すみません気にしないでください。

    この作品について一番に気になったのは最後。無駄に長い余白の後、「目があった」
    文章の流れ的にも最後電車に轢かれたのかな、と解釈はできました。この解釈が間違っていたとしたら、この作品における電車の役割が皆無なので間違ってないと思います。
    ただね……流石にこれは読者に丸投げしすぎているのでは?
    人によっては最後に何があったか理解できない。綱のない綱渡りを読者に想像させている。例えば自分より大きな二つの目がこちらを見ていて自分はレールの上で立っている「絵」があれば私と同じ結論に必ず至るかもしれないです。だが絵など存在しない。当たり前です小説ですから。できることなら空白の間にあったであろう描写が欲しかったです。具体的でなくていい。抽象的で半分夢と勘違いするような、それでいてホームから落ちたことがわかる描写がもう少しほしいです。電車がすぐ隣までやってきた!みたいな描写でもいいかもしれないですね。兎にも角にも、最後は雑という印象を受けました。

    着眼点は良かったです。ショートショートにこれ以上とやかく言う必要は無いのですが、せっかくならもう少し主人公にキャラ付けをしたらいかがでしょう。どうしてそんな夢を見たのか、最近どんなことがあったか、どうして電車を待っているのかとかとか。主人公の内面外面をゴリゴリに吐かせて「こいつは狂ってる。周りの風景すら正しく見えてない。見えるわけがない」ってのをもっと前面に出せたらまた違った良さがあったかもしれないです。そこまでしたらショートショートではなくショートになりますけどね。

    はい、以上です。電車の待ち時間で読みました。夜じゃなくて本当に良かった!