続いてPC２、misto演じる佐倉春見の特殊リソースを見ていこう。

　あなたは全てのシンドロームのエフェクトからひとつを選び、以下の条件で取得する。

　選択したエフェクトを最大Lvで自動取得する。ただし取得条件は制限：−まで。また、技能：シンドロームは選択できない。取得時、侵蝕基本値を+３する。

　取得したエフェクトの使用可能回数はキャンペーン通してLv回まで。使用時の侵蝕値増加は選んだエフェクトの侵食値+１点。常時エフェクトを取った場合、侵蝕基本値が上がった上で、セッションごとにLvが１ずつ下がっていく。

　なお、侵蝕ボーナスでLvが上がった場合、使用回数は変わらないが、効果は上がる。

以上の条件が特殊リソースとなる。そして、それを見て春見が選んだエフェクトは……！

　またこの特殊リソースが "なぜ全てのシンドロームから選べるのか”というところにぜひ注目してほしい。もちろんその理由は、これから始まるキャンペーンの中で明らかになる。はずだ。

misto：（特殊リソースの取得条件を見ながら）ふぅむ。GMー、ちょっといいかい？

だみ：お、なんじゃい？

misto：この効果で《スターダストレイン》を取得した場合に、《ナーブジャック》に効果が乗ったりは、しないよね？

　この提案は私にとっては抗いがたい誘惑だった。正直に言おう。春見が”誓約の瞳”の力を解放して見たもの全てに命令を下す。そんなシーンを見たい！　その欲求に駆られるがままに、

だみ：おう、ええぞ。《ナーブジャック》に効果が乗ることにしようじゃないか。ゴールデンルールでな！

misto：まじで言ってる！？

だみ：大まじだとも。

misto：それじゃあ、取得するエフェクトは《スターダストレイン》にするよ。

だみ：さっきの話の通り、GM権限で《ナーブジャック》に効果が乗ることにするからね。存分に命令するといい。

そんなやりとりを経て取得エフェクトは《スターダストレイン》。エンジェルハィロゥのエフェクトで、組み合わせたRC攻撃の対象をシーン（選択）に変えるエフェクトだ。本来であれば《ナーブジャック》とは組み合わせても効果を発揮しないが、ゴールデンルールとして効果を発揮することとした。

　これにより、シーン全体にナーブジャックが飛んでくるという恐ろしい光景が見られるというわけだ。（震え声）

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい