ぽつり
ぽつり
と落ちた
ぼくの涙を
取り戻す様に
息を吸うけれど
嗚咽でまたすぐに
失ってしまって
ぽつりぽつり
ぼくの心が
水になる
悲しみ
それさえ
水に溶けて
ぼくは全てを
心から手放した
あとに残ったのは
大きな水たまり
水辺の子供達
笑っている
笑い声の
行方を
見届ける
ぼくは湖に
反射していた
あの頃のぼくだ
って呟いたら
水面に波紋
歪むぼく
笑う君
思い出す
あの日の色
葉緑の隙間に
光り輝いている
ぽつりぽつり
きらきらと
綺麗な雫
光放つ
その光が
空を照らし
雨と雨の隙間
虹が見える
雲晴れて
軋んだ
ぼくの空
ぽつり
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