第58話ザ・心理ゲーム

今回紹介するゲームは、中古ゲームショップで、

100円で投げ売りされているゲームを見つけてきて、

買いました。

ゲームのタイトル名が、ザ・心理ゲームとなっていますが、

控えめに言っても、タイトル詐欺です。

病院を中心にした、怖い怪談話をしていくという、

心理テストゲームというよりは、サウンドノベルゲームです。

下手なサウンドノベルゲームよりも、迫力があって怖いです。

中でも特に、3話目の夢の話が強烈でしたので、紹介しようと思います。

病院で入院している若い男性が、夢を見ます。

夢の中で、一人の少女と出会います。

少女は言います。「お兄ちゃんは、手も足もあっていいなぁー。

私は手も足もないの。お兄ちゃんの足を私にちょうだい。」

男性は、「お兄ちゃんも、足がなくなったら、困っちゃうからなー。

よし、片足一本だけなら大丈夫だろう。片足一本だけならいいよ。」

少女は、「嬉しいやったー!お兄ちゃん約束だからね。」

夢からさめた男性は、ひどく後悔をします。

何であんな約束をしてしまったんだろう?。夢の中の話だから、大丈夫か!?。

その後に悲劇が待っていました。

男性が病院の階段から、転げ落ちて大けがをしてしまいます。

結果は、足の複雑骨折でした。

外科医が言うには、「これはもうダメだ、足を切り落とすしかない。」

こうして男性は、片足一本になりました。

次の日にまた夢を見ます。夢のなかで少女が、

「お兄ちゃん足をくれてありがとう。今度は手をちょうだい。」

すると男性は、「お兄ちゃんも手がなくなったら、困っちゃうからなー。

そうだ!利き腕じゃない、左手だったらあげても大丈夫だろう。

右手はあげられないけど、左手だったらあげるよ。」と返事をしてしまいます。

少女は、「お兄ちゃん約束だからね。」とまた約束をしてしまいます。

少女には、足が一本生えていました。

夢からさめた男性は、今度は原因不明の皮膚病にかかってしまい、

今度は左手が腐ってしまい、左手を切り落とす事になりました。

しばらくするとまた少女の夢を見ました。

少女は、「お兄ちゃん左手をくれてありがとう。実は私には、友達がいないの。

だからお兄ちゃんが、天国に来て、私の友達になってね。」

それからしばらくして、男性は原因不明の難病にかかってしまい、

病院で命を亡くしました。

他にも、誰もいない部屋から、毎日ナースコールがかかってくる話とか、

霊安室で赤ちゃんの幽霊が出てくる話とか、ホラーゲーム顔負けの怖さです。

弟とこのゲームの話をしていたら、

僕が、「このゲームは、下手なサウンドノベルゲームよりも、迫力があって、

怖いねぇー。」といったら、

弟は、「でも心理テストとホラーゲームって、何の関係もないよね。」

と言っていました。

ホラーゲームやサウンドノベルが、好きな人にはお勧めのゲームです。

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