獣の目に

ギリギリの淵でしか

支えられない正気


聖人君子の微笑を浮かべ

瞳の奥にはケダモノを飼う


心は熟れきった果実

触れたら ホラ 堕ちるだけ


ロボットの日常をインプット

夜の顔はシークレット


ここから先は立入禁止───


訳知り顔の他人がキライ

狂気に揺れる自分もキライ


がけっぷちの正気がナイフを握る

血色の鎖を腕に刻む


腐臭を放つ心を抱えて

朽ちた祈りを捧げながら…



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