こたろうさん、はじめまして。夜遅くに失礼します。
おっさん自主企画主催のにとろげんと申します。

作品を読了しましたので、こちらに感想を書かせていただきます(レビューは別途です)。


まず、魅力的だった点から。

・サックリ読める
　とても短いので読みやすかったです。考えすぎず、Ｂ級アクション映画を見ているような気分でした。掴みとなる第一話が印象的なのも、読者を引き込めていると思います。

・全米が泣きそう
　展開が急で色々とツッコミたい所はありましたが、物語として流れが壊滅しているわけでもなく、しっかりと感動まで盛り込めていた辺りが良かったかなと。

・今後展開できる
　下地はあるので、これから膨らませていけば長編SFにも持っていけそうな印象を受けました。続編でもリメイクでも、荒削りな分進化できる選択肢は広いでしょう。


続いて引っかかった点。

・描写不足
　専門用語の説明はだれるのでまだしも、描写はもう少し入っていても良いかと。視覚的なものに偏っているので、嗅覚や聴覚などの多角的な情報があると読者としてはさらに想像しやすくなるかもしれません。

・おっさん度50点(ウォーヘッド)40点(スパイク)
　ウォーヘッドは人間ですらないのですが、まあミュールのパパとして頑張っていた部分の評価です。スパイクは部隊長としてのリーダー感こそありましたが、おっさんでなくても問題ないなと思いここに落ち着きました。やはり描写が足りず、いかんせん評価もしきれないといった具合です。

・物足りない
　短いことは良いことだ、と言いましたが、読了後の達成感や残されるモノがいまひとつ……とも感じます。また、掛け合わせたものが濃すぎて全体的に不完全燃焼です。


以上、自分のことは棚に上げてつらつらと書かせていただきました。


短い時間で楽しめるという短編の強みが活かされていると思います。まだ作中で消化しきれていない問題もあるので、続編等に挑戦されてみてはいかがでしょうか。


最後になりますが、今回は私の自主企画にご参加いただきありがとうございました。こたろうさんの今後の執筆活動がより良いものになることを願っております。