第4話

私文~414によせて~



友人に

おやすみなさいを伝えた直後それは来た

友人宅あたりを直撃だったという

無事だったけど箪笥が倒れたという

うちがどの辺かわかっちゃうね


昨秋

いのちすてようと思った私に

奇跡をプレゼントしてくれた友


その日に生まれた子はまだいとけなく

私はひたすら彼女と一家の無事を祈った


生存かくにん出来ないのと

友が友の居所をさがしている

私はかくにんできてるけど

明日も明後日もと約束されているわけではない

電気ないときいているからこちらからは控え返事を待つ

短く的確なメール

ホッとする

ただ待つ

東日本のけいけん者は

これに注意

あれに注意

被災者の心の奧を教えてくれる


学ぶ

学ぶ

学ぶ


やっと電気がきたのと

伝えてくれたメールと


それからの三通は長文だった


役に立たない私だけど


ずっと祈ってたよ


これからだね


これからも…




いてくれてありがとう

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