第4話 さ行の詩
さとうきび畑をつくれば彼は来るらしい
シュガーの後味みたいな希望
シガーを吸えば消えていくさ
澄んだ空を焦がせば夜が来る、彼は来ない
世紀末はとっくに過ぎて
そんな日常に慣れてしまい
さとうきび畑のノスタルジィは
週末の雑踏に踏まれて
擦り切れた靴下だけが彼を覚えている
背中を向けても
そこにあるさとうきび畑に彼は立っている
※懐かしい映画を観ながら……あの映画は古き良きアメリカという幻想の断末魔のようだと今では感じる。キングがホラーで書き直したら面白いかもしれない。
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