「冬の雨に濡れて」は野心作です。2018年4月19日から投稿を開始しました。第１部家出・同居編33話、第２部再会・自立編16話、全49話、78,031字の中編作品です。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885671974

今迄は良いオッサンが主人公の話ばかり書いて来ました。それがとんでもない性悪のオッサンだったらどんな展開になるかと書いてみたのがこの野心作です。欲望に任せて家出JKにやりたい放題のオッサンと言いなりになったJKにあるのは明るい未来か？　それとも悲しい現実か？　その４年８か月を綴った凄まじいラブストーリーです。

「春の雨に濡れて」https://kakuyomu.jp/works/1177354054883146379　とは反対の展開をします。だからタイトルは「冬の雨に濡れて」としました。

前半第１部家出・同居編33話が性悪オジサンの顛末、第２部再会・自立編16話が改心したオジサンの顛末です。それぞれ独立したラブストーリーとしても読めるようにしています。ただ、第２部の方がよりうまく書けてまとまっていると思います。

この作品は、身体のつながりが心のつながりを生み出すのか？　をテーマに書いてみました。その心のつながりが身体のつながりへと帰って行くそんなラブストーリーです。

この主人公（山下淳）を「地味子ちゃんと恋がしたい！」の主人公（磯村仁）と同期であることでリンクさせました。会社も同じ設定になります。それに「地味子ちゃんと恋がしたい！」「君に癒されたい！君を癒したい！」「私はこうして妻になりました」のスナック凛のママ（寺尾凛）も第２部再会・自立編で登場させてリンクしました。登場人物をリンクさせるとストーリーに広がりが出るのでは思ったからです。

10万字の長編にしようと書いてみましたが、7万8千字でした。実力不足で、長編を意識し過ぎると冗長になるだけだと思いました。WEB小説は10万字の長編である必要はなく、３～６万字くらいの中編がテンポも良く読みやすいのではないかと思うようになりました。第２部再会・自立編くらいの長さが一番書きやすいし、纏ると思いました。

性悪オジサンの話ですが、結局はいつもの良いオジサンの話になっています。

この作品の第１話から第２話へのリピート率は８８％（236/267)、第１話から最終話への読了率は４９％（130/267）フォロワーの読み専さん率６７％（12/18）です（2018.9.11時点）。累積ランキング入りした４番目の作品となりました（2018.11.24）。