第四十八話:最初の目的なーんだ

 


第四十八話:最初の目的なーんだ




 暗い星空、涼しげな風が吹く平原。

 そこに突然現れたように存在する谷を見下ろしながら、自分達はようやく落ち着いて話が出来る状況へと至っていた。

 谷の中腹からルーさん達が這い登り、無事に合流を果たした後。長々と溜息を吐くルーさんが、疲れたと言いながら肩を落とす。


「いや、ホントにまいった。もうどうなることかと思ったよ……」


「自分は違うことでどうなることかと思いました。とりあえず生きてて良かったですね、ルーさん」


「ほんとにね。死に戻りしたら金が……あれ? 狛ちゃん着替えた? それにその人誰かな」


「あ、自分は一回ですけど死にました。最寄りの町に死に戻りして、紆余曲折あって探検ごっこしてたら竜脈に迷い込みまして、そこで竜の卵をゲットして、獣王と会いまして、巨大モグラとか肉食兎とドンパチやって先程地上に出てきました。あ、これは雇いの傭兵『雪花』です」


「ちょっと、ちょーっと待とうか。え? 何それ、僕が洞窟でひたすら掲示板見てた時にどれだけ濃い冒険してきたの? それに傭兵まで雇ってるし」


「あ、その前に雪花と陸鰐討伐しました。平原震え白蜂もほとんど冷凍にしましたんで、蜜蝋採ったらどうするか一緒に考えてください」


「……あれどうやったら倒せるの」


「陸鰐ですか? 目にナイフ突き刺して内部からフレイムで焼き尽くしました。噛まれたんで相討ちでしたけど。相討ち覚悟でようやく倒せるか倒せないかじゃないですか? モンスターって体の内部で魔術が炸裂すると意外とダメージいくみたいで」


 接近しないで勝てるようには思えませんね、と正直な感想を伝えれば、そっかー……と疲れたような溜息を吐き、納得したように頷くルーさん。

 改めてありがとうと頭を下げるルーさんは、のほほんと待機していた雪花にも頭を下げ、互いに自己紹介を簡単に済ませる。

 互いにまだ猫を被っているようだが、そのうち剥がれていくのだろう。


「傭兵ロールプレイね……随分と面白い人見つけてきたね、狛ちゃん」


「面白さはニコさんといい勝負でしょうかね。飼っていいですよね? 大丈夫です、裏切ったら退会するまで追い詰めるんで」


「……狛ちゃん目を離すと離した分だけスレていってない?」


 ひくひくと口元をひくつかせるルーさんの言葉には聞こえなかった振りをして、呑気にのびをするのんちゃんに声をかける。

 ぶっちゃけて言えば今回の救出作戦、ルーさんはフィニーに掴まって脱出すること自体は出来たはずなので、正確にはのんちゃんを助けに来た、というのがふさわしい。


「……んだけど、わかってるのかな? のんちゃん」


『やうやう、ありがとねー。助かったよー』


 間延びした声でのほほんと小首を傾げる巨大なドルーウ。感謝の色が見えないけど仕方ないかと諦め気味に苦笑すれば、どうやら聞こえていたらしいルーさんがのんちゃんの首根っこをがっと掴んで、笑顔でぐっと圧力をかける。


「のんちゃん、ほらありがとうございました。でしょ?」


『えー、でもー』


「……のんちゃん?」


『ありがとぉございましたぁー……』


 でも、と言った瞬間にルーさんの笑みが深まり、よく見えなかったが余計に力が入ったらしい。即座に感謝の言葉を口にしたのんちゃんとルーさんを見比べれば、意外なことにルーさんががりがりと後頭部をかきながら、実は契約したんだと告白する。


「凄いですね、のんちゃん、契約はしないって言ってたのに」


「意思疎通の必要に迫られてだったから、一時的なものではあるけど……どうだろうね。いや、のんちゃんはどう?」


『んー? んんー、まあ、別にぃ。契約してないとルーと話せないしぃ……このままでもいいや。でも自由に生きたいから、ここでバイバイかなぁ』


 ふらふらと尻尾を振りながら目を細め、のんちゃんは牙を剥いて笑みのようなものを浮かべてみせる。野生に生きながらも話し相手が欲しいのか、のんちゃんからルーさんとの契約を切るつもりはないらしい。

 渡しそびれていた干し肉を差し出せば、嬉しそうに口にくわえ、後でゆっくり食べるのというのんちゃん。顎を撫でながらぎゅっとして、簡単なお別れを済ます。


「契約モンスター増えましたね。良かったですね、ルーさん」


「ドラゴンが増えそうな狛ちゃんには負けるよ、はは……」


 乾いた笑みで嬉しいけど面倒そうな、複雑そうな顔をするルーさんに鼻先を押し付けてから、のんちゃんは森の中に消えていった。

 自分達もさあさて、本来の目的のため、早く合流するために合図を打ち上げる。


「【フレイム】!」


 派手な炎。真紅の火柱が夜空を焦がし、見つけやすいであろう目印の代わりになる。

 その後、合図を撃った場所から動くのは得策ではないという話になり、卵が入ったリュックを背負い直し、用意していた袋にめいめいに蜜蝋を採取。


 リュックがぱんぱんになるまで蜜蝋を採取し、さて問題は氷漬けの大量の平原震え白蜂。氷が解けないように管理をしてくれているモルガナにルーさんが驚きながらも挨拶をし、皆で巨大な氷の塊を見つめながら沈黙する。


「……これ、上手くいったはいったんですけど、どうするべきだと思います?」


「上手くいき過ぎててびっくりだよ……これ、何匹くらいいるの?」


「80匹近くはいるんじゃない、か、なー……陸鰐どうやって回収するの? ボス」


「回収できるの? そもそも」


「出来たら苦労しねー……あ、そーいえばボスが死に戻りした後、ボスが言ってた雷落ちたよ、2回ほど」


「早く言えよ……てことはフベさんが見つけたんだな。あと1人……誰が見つかってないんだろう……」


 それぞれに1匹ずつうちの子達がついていると言っても、心配なものは心配だ。まあ簡単にくたばるような人達だとも思えないので、心配と信頼が半々程度。

 結局そのままだらだらと30分ほど待った後、予想していた人とは別の人がうだつく自分達に声をかけてきた。


「……狛、着替えた?」


「アンナさん! トト、チビ!」


 ギリーが10分おきに上げていた遠吠えを頼りに来たのか、森の中から現れたのはフベさんではあく、アンナさん達。薄汚れたルーさんや雪花と違い、出発した時の服装のまま、汚れ1つないままで構えた包丁をすっと鞘に収め、涼しげな顔で首を傾げるアンナさん。


「一回死に戻りしちゃって……あ、でも大丈夫です。最寄りの町に戻ったんで」


「そう、問題ないならいい。そっちのが似合ってるし……他は?」


「他はまだです。フベさんがあんらくさんとニコさんを見つけたみたいなんで、待ってるんですけど……」


「それなら、待ってれば来る……何か食べた?」


「あ、いえ。そろそろ空腹値は……」


「じゃあ作るから、火の魔術、簡単なの」


 とんとん拍子で話を進め、アンナさんはさくさくと調理器具をリュックから引っ張り出し始める。トトとチビは既にアンナさんの行動に慣れているようで、それぞれ小走りで辺りから小枝を集め、簡単な焚木を用意。

 要求されたままにファイアを空中に出現させれば、そこから火を移し料理の準備を進めていく。


 ルーさんが心配しただの何だの言うのをさらっとあしらい、大丈夫だったんだから問題ないと言い切る男らしさ。

 元から無表情、静かな動作ながら、自己がしっかりしている人だなとは思っていたが、予想以上に逞しい精神を持った人らしい。


「すっげー美人さん……1発ヤれ……ないだろうな、あのタイプは……」


 簡単な猫かぶりの自己紹介だけで引っ込んだ雪花が隣でぶつぶつと呟いているが、確かに雪花の言う通りアンナさんは涼しげな美人だ。

 深い色の赤い髪も違和感なく馴染んでいるし、どちらかというと日本人というよりかは、北方系の美人さんというべきか。もしかしたら、そっち系の血が混じった人なのかもしれない。


 さっさと手際良く調理器具を広げ、道中に補給でもしたのだろうか、鶏肉のようなものを取り出して細く切り、リュックから出てきた野菜と共にフライパンに投入。

 持参していたらしい調味料でさっと味をつけ、良い匂いを振りまきながら軽やかに鍋を振るアンナさん。


「美味しそー……」


「うまそう、つか何あの人すげぇ」


「見習い料理人のアビリティの人」


「料理人いるパーティーって良いわ、最高だねボス」


「最高だわ」


 お母さんが作るご飯を待つ子供のようにわくわくしながら、雪花とルーさんと自分の三人で状況確認を開始する。

 込み入った話は後だとしても、音声メモを取りながらそれぞれの情報を上げていけば、意外な情報もちらほらとみられた。


「どうもライン草の根っこって、普通の根っこじゃダメらしいよ。何でも、栄養過多で肥大化した個体じゃないとダメなんだとか……ライン草群生地が『薬師の墓場』と呼ばれるのは、ここらで実用に耐えうるライン草がそこでしか採れないからだとか」


「ルーさん無駄に掲示板眺めてたわけじゃないんですね」


「はははは。それ、どういう意味かな? 雪花君はなんかない?」


「俺? 俺は魔術理論とか雑学系ならそこそこ仕入れてますけど。そういう攻略情報は忙しかったんで最新のは特に……」


「狛ちゃんは?」


「卵の話とかは、ニコさんが高値で売り捌いてくれそうですよね。いや、この情報はまだ公開しないほうがいいか……」


「まあ、竜の卵がどれくらいで孵るか分からないし、これも後かな。他は……特に重要そうなのは三王の目撃情報が多く上がってきてることかな」


「掲示板によると竜王と精霊王と思しきモンスターが確認されてるとか……獣王は竜脈にいましたよ。竜脈を通ってエアリスに行くらしいんで、目撃情報は上がってこないんじゃないかと」


 そもそも、竜脈が地下通路としての機能を持つこと自体、街のNPCにでも聞かなければ分からないだろう。他に、行き方の問題もある。

 穴を掘れば行けないこともないのは判明しているが、それをあの監視役のケット・シーが許すとは思えない。


 初見で、情報が多少あったとしてもあの暗闇でモンスター達にひっきりなしに襲われることを考えたら、ほぼ竜脈の攻略は不可能に近い。

 現段階の装備やスキルの問題もあるので、一概には言えないだろうが、少なくとも暗視スキルは必須だろう。

 ケット・シー曰く、教会の地下から迷い込んだ者はともかくとして、上から穴を開けるなどという無礼者には容赦はしないらしい。


 穴を塞ぐ手間や、流出した魂の回収が面倒などの理由もあるのだろうが、竜脈での扱いはおそらくその侵入経路によっても左右される。

 それでも、たぶんあの二足歩行の猫の機嫌が悪ければそれも関係ないだろうし、第一、死に戻りからの竜脈ツアーは、体験した自分が思い知ったように、食料や水、武器や防具などの問題が大きく立ちはだかる。


「……そっか、竜脈へ踏み込む経路は今のところその2つ。どっちもどっちだね、リスクが高すぎる」


「ハイリスク、ハイリターンではありますね。確かに戦闘訓練にはなりますけど、精神的にもちょっとキツイものがありました。ケット・シーと話していなければ、水にも困ったでしょうし」


「竜の卵、イン学習性AIの種ってなれば、AI関連の許可は? どうなってんの?」


「あー、それ聞いたんだけど、色々細工してあるからグレーだけど合法だってさ」


「塀の上かよ、うわー。でも面白そー、卵回収ツアーとか回す奴出てくるだろうな。


「強力なモンスター目当てでマラソンだろうね。外れはそれなりの値段つけて売り捌かれる……そんな光景が目に浮かぶようだよ」


「あ、それは過去にもあったみたいですよ。でも全部、ケット・シーの軍勢が制圧したとか。AIでも人間でも、考えることは一緒ですね」


「「マジでか」」


 ルーさん達が危惧する問題は、過去に同様のものがあったらしい。AI達もそういったことを考えるらしく、しばらくの間は無差別に竜脈の卵を乱獲、外れと呼ばれるような弱い種はそれなりの値で売り捌かれるという状況だったらしい。


 竜脈におかれる卵はほとんどが弱小種族が強さを求めての托卵に近いので、勿論「人間側的外れ」は多く、ついにはやり過ぎでケット・シーの怒りを買ったらしい。

 大挙したケット・シーの数は正確には教えてもらえなかったが、他の妖精種や精霊種、強力なモンスターを従えて、競りの現場に各個強襲。


 他にも、元を絶ってしまおうと竜脈に見張りが増え、一時期ケット・シー達に乞われ、強力なモンスターたちが一時的に竜脈に根城を移すなど、徹底した対策が取られたらしい。

 竜脈に、文字通り巨大なドラゴンが徘徊することもあったらしく、一時期の竜脈は本当に魔境やら墓場やら呼ばれていたらしい。


「遺跡めいたものもあったので、これ以上人外魔境にはなってほしくないですね。調査しづらい」


「話を聞く限り今もそうそう変わんないような気もするけどね……狛ちゃん、戦闘センスあるんだねぇ」


「VRなら大抵の人が努力すれば一級品ですよ。運もあるでしょうけど、それ以上に……」


「――それ以上に、考えること、これが大事ですね」


 ふと後ろから聞きなれた声が響き、振り返れば見慣れた面子がそれぞれの苦労の跡を抱えて立っていた。

 血と泥に塗れたフベさんに、薄汚れたあんらくさん。ニコさんはまだ身綺麗な方だが、それでも服の所々に妙な色の染みがあった。


「フべさん、あんらくさん、ニコさん……リクとアレン。ようやく全員集合ですね」


「……フベ君、それどうしたの? 敵さん方大丈夫?」


「ルーさん、これは返り血じゃありませんし、まず私の心配をしてくださいよ」


「ひっひっ、私も最初は返り血だと思いましたよぉ?」


 一転して更に騒がしく、軽口を叩きながら改めて再開の挨拶と、雪花の紹介をこなして一同同時に溜息を吐く。

 安堵と疲れが入り混じる呼吸の後に、アンナさんがごはん出来たよと言いかけて、泥だらけのフベさんを発見。速攻で水浴びをして来いと言われ、フベさんが苦笑しながらわかりましたと返事をする。


「ニコさん、それ……」


「ご明察ぅ、はい、道中に採取しましたフクラ茸です」


 水浴びに向かうフベさんを見送って、ニコさんが鞄からごそごそと何かを取り出した。黄色いような、オレンジのような、微妙な色合いのまん丸なキノコは想像通りフクラ茸らしい。

 転んでもただでは起きない人だとは思っていたが、本当にしっかりしている。瓶と袋に採取されたフクラ茸は大小関係なく完全な球状に近く、初めて見たら何かのボールと勘違いでもしそうな形だった。

 横目でそれを確認したあんらくさんは谷底にも視線を向け、底に鎮座している巨大な氷の塊の内部を見て微かに唸る。


「ここは……蜂の巣、か?」


「あ、はい。蜜蝋も採取しました。あれは冷凍平原震え白蜂です」


「食えんのか?」


「……さぁ」


 スズメバチは美味いんだぞ、というあんらくさんの言をさらりと流しつつ、これで後はライン草の根っこだけですね、と話をすり替える。

 蜂は流石に、まだ食べたくない。必要に迫られるまでは特に手を出したいとは思わない部類の食料だ。


「そーだな。フベ曰く、どれでも良いわけじゃないらしいが、まあ数で探せば見つかるだろ」


「ひっひっ、ライン草の中でも特別に肥大化した根を使うらしいですからねぇ。あ、美味しそうなご飯ですねぇ。もうリンゴと干し肉だけでは味気なくて……」


「美味しそうですよね……お腹すいた気がする」


 干し肉はロマンだが、未加工のままで齧っても味気ないのは当然だ。悪くない、決して悪くない味なのだが、それでも料理されたものとは全然違う。

 細切りの鶏肉と野菜の炒めもの、他にも、キノコの入った野菜スープ。小さめのパンなど、外で食べるには随分と豪華なラインナップだ。


 うだうだと話しているうちにフベさんが戻ってきて、皆で食事の準備。炒め物とパンは同じ皿に、スープはマグカップに入れて全員に回していく。

 適当に雪花とルーさんが運んできた大きめの石などに腰を下ろし、皆で行儀よくいただきますをしてから、アンナさんの料理を口に運ぶ。


「美味しい!」


 と皆がそれぞれ料理を口にし、開口一番そう言えば、無表情が主のアンナさんにも柔らかな笑みが浮かぶ。

 柔らかく甘みのある鶏肉としゃきしゃきしたピーマンの炒めものは、簡単に塩コショウで味付けしていただけなのに非常に美味しく、スープも野菜とキノコのうま味が凝縮されている。


 これは美味いと言いながら皆おかわりが進み、あっという間に大量にあったそれを食べきった。食後のお茶にポーションもどきを飲みながら、さてようやく、最初の目的地へ向かおうと輪を作って話し合いを開始する。


「で、今ここどこなの?」


「谷、ですから……どこの谷ですかね、ここ」


「こっちでここからこう来てるから、これ、この森の端っこ」


「あ、そっか。迷ってないの雪花だけだよね」


 しっかりと現在位置を把握していた雪花が、少しだけ自慢げに地図の上を指さしていく。ニコさんがメモを取り、じゃあ地図上ではライン草群生地はここだから、5分程度で着くはずだという結論に至った。

 さくさくと出向いて、探して、いい加減に疲れたし纏めたい情報もたくさんあるから、さっさと帰ろうと腰を上げる。


 装備を確認し、念のため武器の状態をチェック。索敵スキルも発動させ、フィニーによる空からの警戒と共に森の中を進む最初のスタイル。

 陸鰐と平原震え白蜂はモルガナに任せ、ライン草の根を採取後に纏めて回収するのが、一応の予定。

 氷を溶かしてもまだ生きている可能性があるので、もう氷漬けのまま街に持って帰ろうという話になった陸鰐と蜂達。

 自分も竜の卵の入ったリュックを慎重に背負い直し、森の中へと踏み込んでいく。ようやく、最初の目的「軟膏作り」の材料が揃う。


「……ポーション作成したら、何から始めようかなぁ」


 この世界は広い。まだまだ、こんな狭い範囲でこちゃこちゃやっているうちは、きっとあの黒猫には会えないだろう。

 魔術理論、遺跡めいた竜脈の壁、様々なことをまだ知らなさすぎる。ゲームとしてもまだ始まったばかり、これからどんどん色んな事を調べ、強くなり、そしてもっとこの世界を楽しみたい。

 わくわくしながら森に踏み込み、めいっぱいに息を吸い込んで自然の匂いを味わい、気を引き締める。


「よし、最後の材料だ」


 軟膏のための材料集めは順調に? 進んでいた。





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