光へ

小杉匠

第1話 光

「光」


この光の正体は何?


何の変哲もない日常が


窓の外に広がっている



ふと思うんだ



君の日常を覗き見したい


違うレンズを通した世界


それは一緒にいるのに


一緒にいないから



そろり、そろり



僕はもう一度ベッドに潜り込む


君はもうとっくに起き出して


全身に光を浴びている


この光の正体は君なのか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る