マイクロバスにて
ぼくが乗っているマイクロバスについて、あなたにどうしても伝えたいのです
前の席ではおじいさんが手に持った三枚の一万円札をずっと数えています
1,2,3・・・ 1,2,3、・・・
おかしいな・・・? 数え間違えたかな・・・?
1,2,3、・・・1。、2,3、・・・
後ろの席では女の人がもう3時間以上同じスルメを噛んでいます
くちゃくちゃくちゃクチャクチャクチャくちゃくちゃくちゃクチャクチャくちゃくちゃくちゃクチャクチャ
味が染み出て美味しいわ・・・
くちゃくちゃくちゃクチャクチャクチャくちゃくちゃくちゃクチャくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃクチャクチャくちゃくちゃくちゃクチャクチャクチャくちゃくちゃくちゃ
向かいの席の男の人は髪の毛を一本一本抜きながら、
「それでも地球は回っている。。。それでもカラスはkdjkfはせrjcks23fhfhfjdsfjddj??djjhだあじゃじゃhだあfd:*}{?_849あっじゃあっかshjsjし10ゅえづhjkj;:?*`;Hshfhklhっ198lhkだ?shjk.。67じゃああjsjks>><、<djshじゅ、。?、。。。。」
もはや声にもなっていない声
運転手は逆立ちのまま運転しています
ぼくはどうすればいいのでしょう?
すべて自分が望んだこととはいえ、ぼくはどうすればいいのでしょう?
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