第12話「まさかまさかの展開に!?」
「最低なクズ野郎は俺がぶっ潰す。」
「やってみろよゴミがぁ!!」
カリュがククリ刀を構え突っ込んでくる。
そのスピードはやはりミド僧とは比べ物にならない。
俺は槍で威嚇するが、スルリと其れを躱され蹴りが俺の腹部に突き刺さり身体がくの字に折り曲がる。
「グフゥ!!」
「ぐははは!誰が誰をぶっ潰すだって?」
今度はアッパーが飛んできて直撃。右、左、右、左と何度も何度も俺の顔面を甚振る様に殴り続ける。
やべー。此奴マジ強い。
ミド僧相手に戦ってたから自分を過信し過ぎたかもしれん。
だがカリュは油断している。
俺はこの油断した相手の隙を絶対に見逃しはしない。
「うおぉおぉ!!!!」
フラつく足元に力を込め、片手全体に体重が乗る様に槍をカリュに突き出した。
「ははは!弱い弱い!!そんな物こうだ!」
チャギーン!!!
俺の槍はカリュの持つククリ刀で切断され飛ばされた。
だがその瞬間。
俺はもう片方の手に#無限収納__インベントリ__#から取り出した槍でカリュの身体を貫いたのだ。
「ば、‥バカな。何処から‥槍‥が」
俺はまた突き刺さる槍を#無限収納__インベントリ__#に直すと、カリュはフラつき、一歩二歩と後退する。
「歯ぁ食い縛れ!!!」
全身全霊の力でカリュの顔面目掛けて拳を振るう。
「うおぁぁぁぁぁぁ!!!」
ドカァァ!!!
俺の拳がカリュにめり込み、吹き飛ぶようにドサッとカリュは地に流れ落ちた。
「ぶっ潰す。って‥言ったろが。」
そして俺も前に倒れる様に意識を手放した。
〇〇〇〇。
「う‥ん。」
気を失っていたのか?と徐々に身体が目覚めていき、目を開けた。
目を開けて見えた天位はテントの屋根だ。
だがそのテントの屋根一面に描かれた絵は非現実的な妖精や人、聖なる光を表すかの様な幻想的な物で思わず感嘆の声を漏らす程だった。
暫く眺め満足すると、次に状態を起こす。
するとある事に気づく。
何故裸?
スッポンポンなんですけどぉ!!!
不意に手を地につけようとすると、柔らかな物をムギュッと掴んでしまう。
「あぁん‥。」
あぁん?
艶やかな声に思わずギョッとした表情を浮かべ、その方へと視線を向けると、更にギョッとした。
なんと隣でルナが生まれたままの姿で寝ていた。
なぁぁぁ!!!え?嘘?マジか?
俺チェリー脱した感じ?嘘?‥嘘だろ?
やった記憶が微塵もねぇーーー!!。
では何故こんな所にルナさんが?いや、っつか何てエロい身体してるんだ。
思わず生唾を飲み込み、もう片方の手もワキワキと胸に近づいて行く。
だって男の子だもん。 いつの時代か!?
けど仕方ないよね?こんなの誰だってこうなるでしょ。
俺の手は自然とルナの胸に触れる。改めて触り、尋常じゃないスライムみたいな弾力に感動し、そのまま突起物に触れる。
「う‥。あ‥。」
ダメだぁ!!!理性が効かねぇ!!
俺の唇は自然とルナの唇に吸い寄せられて行くと急にルナの目が開かれた。
!!!
心臓に剣を刺された様な驚きだったが声も出せず、動きを止める俺。
だが次の瞬間信じられない事となる。
ルナは俺の首に手を巻きつけ、そのまま俺と唇を重ね、柔らかい何かが俺の口の中を包んでいく。
脳が‥溶ける。
キュポ、と唇が離れるとルナの留めの一言がこうだ。
「私は初めてなので、上手く出来るかは分からないけど。」
きゃぁぁぁ!!!!俺の息子が絶叫を上げ喚き散らす。
再度俺は吸い付く様にルナの唇に唇を重ね様とすると、指で止められた。
「名前だけ、‥教えてほしいな。」
そう言えば名乗ってなかったな。
「俺の名前は#神崎 連珠__カミザキ レンジュ__#だ。」
合体。
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これで一章は終わりです。
次回は2章をお楽しみ頂ければとても嬉しいです。
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