8月18日 重い荷物を枕にしたら

 ブルー、ブルースカイ。

 雪車町地蔵だ。


 ずいぶんと過ごしやすくなったものだから、つい転寝なんかをしてしまった。

 穏やかな風と、燦燦とした日光。

 荷物を枕にして、熱中症にならない程度におひさまを浴びていると、わりとなにもかもがどーでもよくなってくる。

 深呼吸が、青空になる。


 起こされるまでそうしていたら、ずいぶんと寝込んでしまっていたようだった。

 入れてもらった緑茶を一口。

 ふぅと息をついて、また日々の暮らしに戻る。

 たとえば、今日はそんな一日。


 ゆるりと過ごす、晩夏の一日。



(それで、晩御飯を作るのが遅れたと)

(そういう可能性は否定できませんね、ええ)

(で?)

(ごめんなさいでした! はい、それでは、アデュー!)

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