6月15日 年々涙もろく

 アロハー!

 本格的に扇風機を導入した雪車町地蔵だ。


 今日は私が、じつに庶民気質だったという話をする。

 いや、違うかもしれないが、とりあえずする。


 基本的にひねくれていて、どうにもあまのじゃくなところがある私だが、勿論人並みの感性は備えている。

 本人の望まぬ苦境から、必死に努力を重ね、そして最後の瞬間に報われる。

 そんな事体を目にしてしまえば、素直に拍手喝采するし、涙の一つや二つぐらい簡単に流す。

 うん、じつに庶民的だ。


 昔からそうなのだが、人間性に問題がある私は、だからそういった、真っ当な努力の末の成功譚というやつが眩しくって仕方がない。

 そりゃあ豪遊するほうが楽しいだろうし、権力でひとを顎で使うほうが楽だろう。


 私だって楽はしたい。

 楽をするためなら一時の苦渋だって享受する。

 しかし、世の中には楽をしたいなんて思わず、必死で頑張っている凄い人たちもいる。


 彼らの頑張りを目にした時、私は応援せずにはいられないし、どうか報われてほしいと願ってしまう。


 世の中がそういう仕組みではないことを重々承知したうえで、それでも苦しんだ分人は救われてほしいと思うからだ。


 努力は必ず報われるとか、生きてりゃいいことあるとか、そういうことを軽率に口にできるほど、世界ってやつは甘くない。

 曰く、絶妙な調整をされたクソゲー、それが人生だ。


 必死の必死の、もう限界ギリギリで足掻くと、なんとか生存できるし、明日を迎えられる。

 そんな風なのが、人生なのだという。


 あんまりにも酷いとはおもうけれど、一面の事実はついている気がしてならない。


 だからこそ、一生懸命なひとには幸福が訪れてほしいのだ。


 いつものごとくなにを言ってるかわからないとは思うが、これは雑記だ、散文だ。

 どうか大目に見てほしい。


 あなたに祝福を。

 そして、幸運を。


 今日は、この辺にしておこうと思う。

 以上!



(ゴッドブレスユー!)

(あなたの人生に幸多からんことを! アデュー!)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る