ゴブリンのカクヨム奮戦記

第０１話 カクヨムに登録したゴブ！

　さて、ゴブリンのみんなにお知らせがある。

　先日『カクヨム』という人間の小説投稿サイトに登録したのだ。

　なぜかって？　　それは我々ゴブリンの未来のために決まっているだろう。

　人間が集まり楽しそうにワイワイやっているのだ。

　ここにうまく潜り込めれば、そのうち名が売れて人気者になり、

「あっ、ゴブ夫さん読みました！　次作楽しみにしています！」

「きゃ～ゴブ夫さん、新作読みました！　握手してください！」

「受賞おめでとうございます！　表紙にサイン貰えますか？」

　ということになる。

　そうなれば我々ゴブリンの地位は向上し、ひいては冒険者に狙われなくなる。

　だから文筆の才能のある私はこの『カクヨム』に挑戦することにした。

　文字が書け、１００年に一人の天才ゴブリンと言われる私だ。

　あっという間に星を集め、累計一位に輝くだろう。

　なので後輩ゴブリン、ゴブリナのために創作・投稿のポイントを書き残す。

　なに、気にすることはない。　これも先輩ゴブリンの務めだゴブ。