リバー






ペットボトルに入った炭酸が


透明な水平線に見えた



空っぽになっていく部屋


とは対照的に



身動きがとれなくなるような気持ち



流されたとしても



流されたくないと



生きていく



過ぎてしまった時間




静寂は


1秒だって


動かない




数秒の偶然で


知り合ったふたり



重なった



波紋



ふたりの



体と心を



渡っていく



知らないときには



戻れない





太陽が沈む



太陽が昇り



運命の河が流れる




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