第496話強きチーム
その後、ボッチゴブリンはダンジョン内を歩き回り、次々と参加者を倒していきましたとさ。
とはならず、このパーティーを倒した時点で、ダンジョンの中枢のほうに送還された。
「とりあえず、お疲れ様。」
「アインサマ、アリガトウ」
まだ生まれたばかりで、一階もアインと会ったことがないボッチゴブリンだが、アインが自分の創造主ということは何となくわかっており、そして、逆らってはいけないということも分かっていた。
「これからも、今回のような役を頼んだぞ。」
アインはそういうと、ボッチゴブリンとの連絡をやめた。
正直、この7階層に介しては、ここが一番のポイントだったので、これ以上の罠などはかかっていなく、弱いけど一獲千金を狙って参加したもの以外は、基本的に簡単に通り抜けることができていた。
そして、8階層は…
「ジャングルか。
なるほどな。」
ここは、今回のダンジョン攻略で一番最初に8階層にたどり着いたパーティーで、今回の大会の優勝候補にもなっているようなチームだった。
「どうする?」
「どうするったってな。」
「とりあえず、押しとおるか?」
「そうだな。まだこの辺のモンスターでは大丈夫だろう。」
そう言って、彼らは走り出した。
この階層では、ダンジョンの世界ルートから離れれば離れるだけ強いモンスターが出ることになっている。
つまり、一直線で次の階層のほうに向かっていくのは、一番効率的なことだった。
そして、彼らには何となく、その作戦が成功することが分かったのだ。
「そうだな。それじゃあ、まっすぐ進もう。」
そう言って、彼らは自慢の身体能力を使って、どんどんとダンジョンを一直線に攻略していった。
そして、簡単に次の階層への階段を見つけてしまった。
「それじゃあ、入ろうか。」
そんな感じで、冒険には時にはごり押しが必要ということだった。
それが、一番強いモンスターがいるほうへの少しだけ補導された道を進んでしまって、はまったしまう人もいた。
「待っていろダンジョンマスター。僕は君を倒して、この世界の勇者になる。」
そんな感じで名乗っている者もいたが、そんな者たちなんかは、できるだけ補導された道を歩こうとして、簡単にモンスターにやられて行ってしまった。
「これで約半分、ここからの殲滅が本番だな。」
すでに、残っているのは、最初の人数の半数。
しかし、ここからはすべての人が比較的に強くなっているので、そう簡単に倒すことはできなかった。
そして、彼らはレベルの変更点である、10階層、ボス階に到着をした。
「それでは彼らに任せるぞ、。」
こうして、現状トップ対優勝候補参加者の戦いが始まるのだった。
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