第130話こっちの大陸1
そして1日が立って、みんなの作業が終わり始めていた。
「アイン様、もうこの村の周りを囲み終わり、危険そうな魔物もすべて倒しておきました。」
「ありがとう、それ以外にやるべきことってあるかな?」
「それはアイン様が決めてください。もう少しで家についても人数分の家も作っておきました。」
「わかったよ。それじゃあ、こっちの大陸についてもっと知りたいんだけど、こっちの大陸で知り合いっている?」
「それならば、ずいぶんと前からこっちの大陸に来ている兵に聞けばいいんじゃないですか?アイン様の作った通信機器を持っているはずですから。」
「その中でもこっちの大陸のことをよく知っている人っている?」
「多分いますよ。こちらの大陸と元の大陸の兵がよく、通信機器で通話をしているので、その中にいるかもしれません。」
「それじゃあ、その中からこちらの世界について詳しい人と会話できるようにしておいて。」
「わかりました。」
そしてエリはこの大陸について詳しい兵と通信をつないでくれた。
「アイン様、今日はどのような御用でしょう?」
「実は今年の夏休み中はこっちの大陸で村おこしや冒険をしたりしようかなと思ってい…」
「そうでしたか、それではアイン様の求める情報はなんですか?」
「実はこの大陸については全然知らなくて、この大陸についてを色々と教えて欲しいんだ。」
「なるほど、そういうことでしたか。そういう意味では私は適任ですね。」
「なんで?」
「私はこちらの大陸で貴族をやらせてもらっているのですよ。とは言っても、伯爵ですけどね。」
「そうだったんだ。大丈夫?僕の兵のまま貴族って辛くない?」
「大丈夫ですよ。こんな貴族の仕事でアイン様の兵をやめるつもりはありませんから。それに私は貴族の中でも結構部下に恵まれていて、普通の貴族よりは仕事が少ないですから。」
「大丈夫なら嬉しいけど、なんか辛いことがあったら言ってね。」
「はい。わかっています。それでこの大陸についてですよね。この大陸にはアイン様のおらっしゃった国よりも多くの国があります。」
「そうなんだ。具体的には?」
「アイン様の大陸が元、国の数が9個に対し、こちらの大陸には103個の国があります。」
「そんなに ︎」
「はい。なのでこちらの大陸では1つ1つの国は小さいです。」
「大陸の大きさは?」
「それは、元の大陸の1.2倍くらいですね。」
「それじゃあ、あんまり大陸の大きさは変わらないんだ。」
(でも、この世界って確か地球よりも大きかったから、地球の国の数と比較すつとちょうど同じくらいなのかな?)
「ありがとう。この大陸に警戒しなくてはいけない国ってある?」
「正直に申しましてアイン様の警戒するような国はありません。それに一国一国はそこまで大きくありませんし、視座問題が起きてもどうにかなるでしょう。」
「分かった。ありがとう。それじゃあ、他にもいろいろ教えてね。」
そしてアインは、この大陸についてをいろいろ聞いていくのであった。
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