第15話召喚魔法

僕は家に帰ったあとにみんなに1人1つの部屋を上げた。


そのときには驚かれたがとりあえずみんなに部屋を与えた。


そして僕は今、魔法の実験をやっている。


「召喚魔法か。大丈夫かな?」


「一様僕には、神龍とフェンリルがいるから困っては無いけど一回は使ってみないとな。」


僕は召喚魔法を発動するために異空間に来た。


「確か入れる魔力が多いほうがいいんだよな。」


こうして僕は魔法に魔力をこめ始めたが1割も入れないうちに魔法が勝手に発動してしまった。


「何が来るんだろう。」


そして、魔方陣が出たと思ったら、急に光り始めた。


中から出てきたのは、


「魔族?」


「貴様か?この我を呼び出したのは。」


「はい」


「何だ、脆弱な人間風情がこの我を生んだのか。」


なんかムカッとする言い方だな。確か魔族は実力至上主義なはずだから、結構強いほうなのかな。


「なぜ貴様は黙っている?この魔王の前にいるのだからひざまずけ。」


「何でそんなことをしなくてはいけない。」


「この私は魔族の中で一番強い者なのだ。たかだか人間の子供が対等に話していいものではない。」


「確か魔族って実力至上主義なんだよね?」


「貴様、子供の癖によく知っているな。」


「ありがとう。じゃあ、僕が君に勝てばいいのかな?」


「貴様なめているのか!!」


魔王が襲ってきたから戦いを始めた。


しかし、魔王は10秒も持たなかった。


「き、貴様は何なのだ。」


「そんなことはどうでもいいじゃないか。それよりしたがってくれるの?」


「ああ、いや、私は負けたのだからこの口調はやめたほうがいいだろう。」


「そんなことしなくていいのに。」


「いや、自分がそうしたいのだ。ちなみに君は私に勝ったのだからこれからは魔王だぞ。」


「え、僕は魔族じゃないのに魔王になっていいの?」


「はい。もともと今まで魔王に勝てた人間がいなかっただけなので魔王=魔族だと思われてたそうなのですよ。」


「わかった。」


「ちなみに魔王になったのだから、魔国、魔大陸、占領地はすべてあなたのものになりますから。」


「え、それって?どういう」


質問の途中に元魔王の体が光りだした。


「あ、もう時間のようですね。質問があったら魔王城に来てください。」


そういうと元魔王は消えてしまった。

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