第34話 項籍と籍 (3)

(ここまで直しました)


 だって中々手に入れる事が出来ない、レアキャラクターの内の二つが、彼自身の手元に入った訳だから。


 彼は今正に天にも上るとはこの事だろうと、想っていると思う?


 だって彼は、本当に嬉しくて仕方がないようだから、両手を天にかざし──。


 その後は力強くガッツポーズを決め歓喜の声を上げたくらいだからね。


 まあ、取り敢えず、話しを少し前に戻すから許してね……。


 と、言う事で、彼はとにかく実話に近いぐらいゲーム内の敵勢力であるを追いかけに追いかけ回したのだ。


 すると追い詰められた大将でもある殿を守る為に、最初は敵の将であるが出てきたようだ。


「うひょぉおおおおおおっ! これは! これは! 韓信様のお出ましぁああああああっ! この女性ひとを捕獲して登用──そして俺の所有物に……。こりゃ、堪らんわぁああああああっ!」


 だから彼はまた嬉しそうに、歓喜の声を上げたのだよ──。


 そして直ぐに、敵将でもある韓信様の美しい身体を舐めるように上から下へと凝視したのだよ。


 でッ、その後は、「いざ! 全軍出撃ぃいいいいいいいいいっ!」と、激声を出して──。


 パソコンの画面内の、攻撃の欄にマウスの矢印を合わせ──敵将韓信の隊へと、自軍を突撃させたのだが……。


 う~ん、やはり、古の英雄でもある韓信彼女は、やはり強敵のようだよ。


 特に敵将でもあるネイビーブル髪を持つ、きらびやかで華やかなダークエルフのお姉様は、あのと、猛将の誉れ高きを打ち破った。


 の一人、世に国士無双の大英傑と謳われたなのだから。思うように戦運びが出来ないのは仕方がない事だと想う……。



まあ、そんなダークエルフの煌びやかな韓信様だが、身に着けていらっしゃる防具も、露出度の大変に多いい物を着衣しているから。とても官能的で妖艶なお姿をしていらっしゃる。


 だから彼もその容姿に一目惚れで、うっとりと自身の目を虚ろにして凝視している──。


 特に韓信様の御立派なたゆんたゆんの谷間に対しては、彼も目が離せないようで、凝視しながら瞬きもしないで、釘付け状態になっているようだ。


 その上、彼の手に握られているパソコンのマウス迄もが、彼の熱くなった男の性という物の為か?


 妙に汗で濡れているようにも見えるから?


 やはり、彼の鼻息の方も男の性と言う奴の為に、段々と荒くなってきているようだ。


 だって、彼にとってはどうしても手に入れたいのだよ。レアな上に、大変に御立派なたゆんたゆん迄持つ韓信彼女の事を。


 だから韓信彼女を目の当たりにすると──。


 彼の男としての欲望心が収まらなくなり。我を忘れ、どうしても自分の物しようと──。


 韓信彼女の艶やかな背ばかり自身の瞳で追いかけてしまう……。


 彼は今迄幾度となく、韓信彼女手に入れようと、何度もチャレンジしては失敗と、いうか? 敗戦をしてきたのだよ。


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