短編詩集

千鶴

純白の君

僕は君に恋をした。


 白い肌、整った姿。


 そのすべてが魅力的だった。


 初めて会った時、角があった君。


 会う度に丸く優しくなった君。


 いろんな姿を持っている君。


 そんな君が大好きで、そんな君と過ごす時間が幸せだった。

 

 でも、長くは続かなかった。


 会う度に小さくなっていた君。


 気がつくと、いつも僕のそばには君がいた。


 でも君は、どこかに消えた。


 どこを探しても君はいなかった。


 君の欠片はここにあるのに。


 僕はそれを捨て、また新しい君に出会った。


 僕のそばには、君がいる。


 そんな君は、























 量産型のただの消しゴム

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