ぶらつく街角
ぶらつく街角 新宿に進出
ぶらつく街角 新宿に出没
帰宅する人の群れ 来たる人の群れ
あてどもなく 金もなく 足取り 覚束なく
合法的な療法に翻弄される異邦人
吐き出したる煙と差し出した札と小銭
ラムの香りに満たされ 蔓延する
スモークは凄く白く淡く広がり
不毛に軽くフワリ消えていく
人も一緒 道行く人々 すれ違う人々
確かにいるのに 薄もやの如く 通り過ぎる 走り抜ける 見えなくなる
空気と同じか まやかしか?
一瞬の交差 交雑かと考察
明日死ぬか 明後日死ぬか それとも
いま死ぬのか
誰もが向かう道の途中 旅人 それだけは確実 はっきりと
生きる資格を持った刺客達
生きる自覚を持たぬ 人格者達
間を進む自分は所詮異邦人 底辺無能人 流離う浮浪人
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