浦島太郎

昔の昔 ふかしじゃない昔


ガキに いじめられてたカメ


モチ 見過ごすわけない俺


絶対 ダメ! いじめ


したら 取らせるぜ! ケジメ


はじめ ガキ すげえ うぜえ


すかさず するぜ 助け


語るぜ 拳 言わせねえ 言い訳


死にたくねえなら 逃げるが勝ちだぜガキ?


カメは歓喜 みせる 感謝感激


お礼に案内する 竜宮城


カメの甲羅飛び乗り ノリノリ 進行!



yo! 俺 浦島! 誰もが羨む 生き方


hay yo!それを 怨むな 誰も真似出来ぬ やり方。


yo! 俺 浦島! 誰もが羨む 生き方


順調に お前の心 解除 そのままど真ん中に 参上




深く潜る海の底 深海 海面からどのくらい?


強く掴む カメの 横 下側 そんくらい


光も届かぬ その場所


ピカリと輝く あの場所


信じられねけどあそこだろ?


入り口 横づけする カメ 降り立つ 俺


迎える乙姫 マジ美形 ヤベェ!


お礼に見せる 舞 ヒラメにタイ


ガチ きらめく 見せつける 魂にボディ


時すら忘れる すぐには帰れぬ パーティタイム 続く! 続く!




yo! 俺 浦島! 誰もが羨む 生き方


hay yo!それを 怨むな 誰も真似出来ぬ やり方。


yo! 俺 浦島! 誰もが羨む 生き方


順調に お前の心 解除 そのままど真ん中に 参上




楽しき非日常 いつまでも居られぬ竜宮城


なぜなら 俺にはいる 年老いた母


だから俺無しでは行けていけぬ から


涙ながらに別れ でも再会誓い 抱き寄せ する 口付け


泣きはらす 女 for 乙姫 マジ 大事な俺の女(スケ)


凄え泣きそう でもいずれ帰る だから 待て 必ず戻る


瞳 赤らめて 俺に渡して くる BOX 玉手!


開けないで 俺に手渡し 言ってくる what? 何故?


駄目! いまは言えぬ 俺も聞かず 深く


去っていく 俺 だからこそ 感じる 引け目


戻る すぐ もう一度 乗り込む 背中 with カメ




yo! 俺 浦島! 誰もが羨む 生き方


hay yo!泣くな 誰も変われぬ それがお前だから


yo! 俺 浦島! 誰もが羨む 女


がいるから戻るぜ あいつの胸の中




地元 戻り 立ち尽くす。 かつてのダチ居らず どうして? 誰も俺を知らぬ。


いつの間にか たった 時は 百年も経過


愕然の変化 かつての家も無くなった。


誰も俺を知らねえ 浦島って誰?だって


孤独に座る 砂浜


いやだ みんな どこ行った?


ふと気付いた懐の箱。


開けてはならぬ 秘匿の箱。


どうにもならぬ 悲劇に掴む 蓋の角


開くと途端に 出る 煙


晴れるとそこには居る 白髪姿


浜の上で朽ちるように静かに倒れていった。




yo! 俺 浦島! 誰も知らぬ 俺のことは


hay yo! 誰にも気づかれず 朽ち果てる身体


yo! 俺 浦島! 誰も知らぬ俺の姿


もう戻れぬ あいつが思い浮かぶ。


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