第8章 夏の海は泳ぐもの!
第131話 夏と言えば海水浴!
結局何かよくわからない気分に侵食されたその30分くらい後。
未亜さんからSNSメッセージが入った。
『突然ですが明日は皆で海に行きましょう。9:30集合。装備は水着と適当に羽織る物。他に長袖Tシャツと軍手も必須です。他に持っている人は水中眼鏡とかシュノーケルとか浮き輪とか。交通機関は自転車の予定です』
おいおい、僕より先に全てリセットしていやがる。
例によって読んでいる最中に同報メッセージが入ってくる。
『行きます!』
『宜しくお願いします』
先輩は例によって返事はない。
既に寝ているようだ。
取り敢えず僕も参加表明をしておく。
装備は……短パンとTシャツでいいかな。
後はタオルはある。
強いて言えば水中眼鏡は持っていないけれど、まあ別にいいか。
という事で洋服が入っているプラケースを開けて、明日の準備にかかる。
◇◇◇
結局、僕の荷物は軍手、長袖Tシャツとタオルのみ。
それを一応ディパックに入れて行ってみると。
彩香さんは僕と同じようにほとんど荷物無し。
美洋さんと未亜さんは若干ディパックがパンパンな感じ。
川俣先輩は色々大荷物。
釣りにも使ったクーラーボックスに。
色々詰まった感じの大きめのボストンバッグを1つ持っている。
そのボストンバッグは僕の自転車の荷台にくくりつけて。
「よし、行くぞ」
という訳で自転車にまたがり海を目指す。
「どこの海水浴場へ行くんですか」
「とりあえずは林戸海岸。頭子海岸は人が多すぎる」
という訳で。
例によって15分もしないうちに到着。
砂浜の入口入ってちょっとのところに自転車を止める。
5台まとめてワイヤーで鍵をかけ、砂浜へ。
海岸はまあまあの人出。
少ないとは言えないがぎっちりという程でもない。
そこそこ空いたところで川又先輩がボストンバッグから何か取り出す。
テントだった。
あの六角形の巨大な奴ではなく、もう少し小さいもの。
「パラソルは自転車で持って来られないけれど、これなら大丈夫だしな。念の為に先生に色々と借りておいたんだ」
という事で組立開始。
ポール2本を伸ばして端をスリーブに入れて。
フックで本体をポールに固定していき。
上からカバーを掛けるだけ。
簡単だ。
「では女性陣は中で着替えるぞ」
という訳で僕はしばしテント外で待機。
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