キャラによる設定語り
■『イクスザース』的ガーデニング
ごきげんよう、みなさん
私は
エナ国の皇女、
スィリコンと申します
今日はみなさんに
私の住む王城にある
一本の樹について
お話いたしますわ
その樹は毎年
ものすごい量の綿を咲かせ
真っ白な髭を蓄えた
『おじいさん』の樹だと
こどもの頃から
ずっと思っておりましたの
その綿は
私たち王家の人間が
日頃身につける
衣服の裏地や下着に使われる
キラキラと半透明にすべる
布の生地になるそうですわ
使いきれないくらい
たくさんの収穫があった年は
寝具などにも
使われるそうですの
先日
摂政の
アイオダインに聞いたのですが
この樹は
古より
『王様の樹』と呼ばれ
豊かな大地にしか
育つことがない
希少な大樹だそうです
良質な土
良質な水
地盤の良さ
気候の良さ
そういったものの
証明でもあり
古くから
この樹がある場所に
城を築くことは
国の発展さえ左右する
大事な決まり事だったそうです
エナは
建国以来
ずっとこの樹に見守られ
今日も平和であります
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