北陽王、挙兵す。
行円、疫県人也。幼時育武人、反而、、
<東夷訳>
行円とは、
行円、是将真武人也。各々史書記嘘実八百也。
<東夷訳>
行円、これ、まさに
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<
しかし、恐るべきは、陳粋華の師匠、
劉甫は、長い白い眉毛で開いているのか、閉じているのか、わからない細い目のまま、言った。
「
「えええっ、ザントニャン??ですかぁ?」
『
「この陳粋華、委細合点が参りませぬが」
「<
「えっ!」
「難解な
「モンシ!?、そんなこと出来るわけがありません」
「じゃが、みなは、そう思っておるようじゃぞ」
『くそ、、、ちょっとかわいそうに思っていたが、あの男女の
陳粋華が気がつくと、劉甫は目の前に居て、いつものポンポンと頭を撫でるというか、軽く叩く。
「師匠、どうか、この純朴に純粋な私めの悪い噂をお力添えの上取り消してくださりませ」
「出来ぬな」
『えっ、無理なの?マジで困るヤツじゃん』
「
最後の
「そろそろ、昼ではないか」
「ハイ、御師匠様」
昼食は炭や焼石を搭載した、給食車が牛に引かれた牛車が数十台、
もちろん、二人分の昼食を取りに行くのは、陳粋華の仕事。
そして劉甫は、ここ
しかし、劉甫の人徳なのか、
はたまた、これらは、全て劉甫の嘘か、、、。
そして劉甫自身はそうでもないのに、この寝台だけがまた、恐ろしく
説明するまでもないが、昼食を
司史所務めとは、賄いとは無縁なれど、恐ろしく楽な仕事を賜っているように思えてならない。
ただ、陳粋華の寝所は当たり前だが、ここにはない。
師匠の粥を啜る音が聞こえる。それと箸とお皿のあたるカチャカチャという音。
陳粋華は、自分の粥の入ったお椀に、自分の分量のおかずをダバダバと摂ると、司史所を出かけた。
「これ、
師匠に咎められた。
陳粋華はしばらく、考えた後に師匠に言った。
「
これが、
言いつけられるのは、掃除と雑巾がけか、なにか取ってこい、買ってこいの雑務とその用事だけ。よくて、
人とは恐ろしいもので、最近では、砥石の目利きまで出来るようになってきたし、石の目まで、わかるようになってきた。それに注意留意して砥石をより鋭く刃を傷めぬように研げるように石の目まで気をつけている。
このままでは、本職の
竹簡に記す前段階の雑布に記すことすら、許されたことがない。
ただ、本当の
この
だから、逆に資料や無駄な記録に埋もれて作業していると言ってもよい。
「
劉甫は、箸を持ったまま、小成の頭をポンポンと撫で叩く。
「師匠、御言葉ではありますが、臣、陳粋華の問いの答えになっておりませぬ」
「燕雀を怒らしたか、臣、劉甫は。うん、質問に質問で問うは、無礼なことは、知っておるが、臣、
「それ、只、記すと曰はん!!」
陳粋華の答えは大きかった。
「なんじゃ、それは、己の希望と質問の程度が高い割に答えになっとらん、この未熟者め」
『なんと、答えれば、いいやら、、大袈裟な、たかが、正史の下書きじゃないか、、』
そのとき、
早馬は
早い馬蹄の音は、陳粋華や劉甫たちが居る
劉甫は、粥の最後の一啜りを味わっていた。
が、陳粋華は、椀を卓に置くや居ても立っても居られず司史所を飛び出て、左礼房の門へ駆け出した。
礼部の本堂からも、幾人かの官吏が駆け出ていた。
陳粋華が本当に務めたかったのはこの、本堂の方である。
それと、丁度、<喫緊>を表す大きな赤い
騎乗者は、各
鼻まで覆う赤い布をしている。
馬の腹は相当を蹴りを入れたらしく、ミミズ腫れの上、血が滲んでいた。
馬は汗をかき、目をむき、馬の口は泡を吹く寸前だ。
早馬の騎乗者は、叫び続けていた。
「北陽王、謀反。北陽王、謀反。北陽王、
『なんとぉ、、、、、(*_*)、、、、。』
気がつくと、横には師匠の劉甫が爪楊枝で歯間をしー、しー、やりながら、腰をとんとんしながらすぐ隣に立っていた。
「歳をとると、歯の間に
「師匠、、」
「聴こえとるわい」
「でも、
「だから、余計に厄介じゃないのかな?、、さて、ここで我が弟子、陳粋華にいざ、尋ねん」
「御師範、なんなりと」
「今の状況を史書に記すとして、いかに記す」
「いとど、簡単なりや」
「おお、
「はっ、北陽王、
「マルか?」
「はっ、段落を変え次の竹簡に写っても良いかと」
「北陽王が、天下を取った場合でも、謀反になるのかな?」
『えっ、、、、、(´・ω・`)、、、うん??どうなんの?』
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陳粋華の男性レポ。
イケメン度 在 不在(男として、ありかなしか)
早馬騎乗者 見えじ 在、馬に乗ってると誰でもちょっとかっこいい。
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