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    めちゃくちゃクールで、でも切実な印象を受ける小説でした。
    あの同題異話のタイトルから、こんなに発想を跳ばせるのかと驚き、そして楽しく読みました。

    他の作品も読みにいきます。

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    この角度でお題を回収するとは、驚きました。
    ストーリーはもちろん、端的な表現、そして以下の描写など、丁寧でとても美しいと思いました。
    >ローマン・アルファベットのBビーは、獣の毛並みのような銀灰色へ。
     アラビア文字のヤーは、オレンジに限りなく近い山吹色へ。
     そしてキリル文字のЭエーは、クジャクの羽根の先のように薄く緑がかった淡い水色へ。

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    AIが普及してきた現在でも、私たちはそこに、プログラム以上の何かを求めているのかもしれないと、読んだ後に考えました。
    デイビッドとリー検査官の間に育まれつつあった、友情のようなものが、あっさりと消えてしまうことが、より悲しく思いました。
    しかし、最後のリー検査官への質問の答えがなされていない点で、まだ希望があるのかもしれないと抱かせるラストが、胸に響きました。

    最後に、自主企画への参加、ありがとうございました!